オープンワールドゲーム『Tower of Fantasy』の登場人物。
概要
物語のヒロイン・シャーリーが機械人間・赦しの天使に改造された姿。Ver1.0の看板キャラクターを務め、Ver2.0以降も凛夜と共に度々ビジュアルに採用される等、本作においては事実上のヒロインとして扱われている。
アイダの子では赦しの天使に改造された人間へ特別な名前を付ける風習があり、ネメシスはそれにあたって付けられた称号的な名前である。この名を使うのはアイダの子のみで、主人公や兄・ジーク、ほかの仲間達は本名であるシャーリーの方で呼んでいる。
シャーリーと体格が大きく異なるが、これは改造されるにあたって、汚染されていない部位が頭部しかなく、首より下を全て機械に差し替えられたため。また義眼になったことで目の色も変化している。
Ver1.0アーシャ編時点ではいわゆる囚われのヒロイン的な立ち位置で、終盤までほぼ出番はなかった。Ver2.0ヴェラ編から本格的に参入し、主人公のパートナーとして活躍していくことになる。
シャーリーとしての出番はアーシャ編の序盤のみだが、期間限定イベントで取得可能なプレミアムスキンで見た目だけはシャーリーの姿に戻す事も可能になった（同じく明景もジークコスにできる）ただ実装されているボイスは少ない。
武装
生体金属によりある程度の損傷なら自己修復でき、また内臓型サプレッサーにより大気中のオムニアムをエネルギーに変換してシールドを展開する事ができる。
なおこの身体は元々機動外骨格兵器「ネメシス」とセットで開発されたものであったが、ジークと主人公によってその外骨格は破壊されているため、第一部のラスボス戦以外ではその姿を拝むことはできない。
使用武器は明けの明星と呼ばれるレールガン。ベンジス重工の技術者・コバルトの工房から盗まれた設計図を元に開発された。
人物
常に無表情あるいは暗い表情をしており、口数はやや少なめで、会話では落ち着いたトーンで話す。明るく活発で人当たりの良かったシャーリーの頃とは大きく雰囲気が異なる。
しかしシャーリー本来の人格は失われておらず、Ver2.0のヴェラ編では話が進むにつれて徐々に明るさを取り戻していく。
シャーリー時代は冒険に憧れており、自分を心配する余り束縛がちになった兄へ度々不満を漏らしていた。しかしネメシスになったことで自由を手に入れ、多くの時空を旅することとなったのは皮肉である。
ネメシスとなった経緯
シャーリーは兄・ジークと共にアストラ島のシェルターで慎ましく暮らしていたが、ある時、ラヴェジャーの襲撃により負傷し、オムニアム放射線と呼ばれる有害物質に汚染されてしまう。
オムニアムに汚染された人間はミュータントと化し自我を失うとされ、シェルターではもし誰かが汚染されたら、ミュータント化する前に身内の手で安楽死させるのがルールであった。しかしジークは妹を喪いたくない一心でルールを無視し、シャーリーを連れて秘密組織・アイダの子へ連絡を取る。
アイダの子は謎の多い組織で、テロまがいの行動により民衆から危険視されていたが、ジークとシャーリーの父はアイダの子の元研究者であり、故にジークは組織の秘密と連絡手段を知っていた。連絡を受けたアイダの子の長・サーガはきょうだいを受け入れ、シャーリーをオムニアム変異に耐えられるサイボーグ『赦しの天使』として改造する。こうして彼女はミュータント化の危機から逃れ、ネメシスとして生まれ変わった。
それからしばらくは組織の世話になっていたが、サーガが自身の野望のためにシャーリーを利用しようとしていると知ったジークによって組織から引き離される。その後、加勢に来た主人公、ジークと共にサーガを打ち倒した。
しかし戦いの中でジークが時空の彼方へと飛ばされ行方知れずとなったため、シャーリーは主人公と共にジーク探しのため、兄の痕跡があったとされるヴェラ大陸へ旅立つことになった。
性能
雷属性のヒーラー。
回避によって回復フィールドを発生させ、スキルと連携スキルによって持続ダメージを与える電極を召喚する。この電極は敵に対する攻撃と味方への回復を一定周期で行う。回避を織り交ぜつつ戦うだけで支援をこなせるため、癖の強い恩恵武器の中では優等生とされている。
Ver2.5からはクローディアの「紅蓮刀」・コバルトの「フレイムリボルバー」・フレイヤの「バルムンク」と共に恒常武器となり、ゴールドコアのガチャで獲得可能になった。
それぞれ既に所持している場合は闇市コインで同じ武器を購入する事で、容易にランクアップ可能。
