※この記事は原作コミックス最新刊の内容を含みます |
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概要
鈩とは、『双星の陰陽師』のキャラクター。
十二天将の一人『騰蛇』の称号を有する陰陽師。
天将十二家・蛇草家の一員。
身長体重以外の個人情報が不明で謎が多い。
アニメ版では実は式神で600年以上存在し続けているという異端の天将だった。
プロフィール
年齢 | ?才 |
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血液型 | ?型 |
誕生日 | ?月?日 |
身長 | 195cm |
体重 | 70kg |
好きなもの | パンの耳 |
嫌いなもの | ジャム、マーガリン |
CV | 寺島拓篤 |
人物
十二天将の中で最も不吉で凶悪、最凶といわれ、陰陽師を罰する権力、本人も未知数の強大な力を持ち、他の天将が知らない総覇陰陽連の根幹に関わることを知っている節がある。
並の陰陽師では対面しただけで恐怖におののき、マトモに戦うことすら出来ない。
基本的には無口だが、その時に思っていることが顔にかぶった布に顔文字のように浮かぶので意思の疎通は可能。時折ぐちゃぐちゃの平仮名で話す。
素顔はかなりの美形。頬や手には爬虫類のような鱗が付いている。
並みの陰陽師なら致命傷になる攻撃でも平然と生きているため、ほぼ不死身と言われている。
能力
幻蛇顕符 騰幻蛇堕(とうげんだだ)
陽の呪力を気体に変え、通常の生物やケガレはもちろん結界などの術をも侵食する毒ガスを散布もしくは注入する。
ガスを吸った場合はもちろん肌に触れただけでも溶け崩れる事になる無差別広範囲攻撃であり、それゆえに味方をも皆殺しにしかねない最凶とされる。
毒ガスにも種類があり、ケガレを内側から分解する毒の他に体の自由を奪う神経毒も扱う。
グレンクチナワ
手から大量の霊符を放出し、その霊符から無数の刺突攻撃を浴びせる
コクロウナジャラ
光を一切通さない1ミリ先も見えない暗闇を形成する
ゴクモンオロチ
大量の霊符を大蛇に具現化させ攻撃する
騰幻蛇堕 纏神呪
身体が巨大化し、腕が六本あるナーガのような見た目になる。
カンカンダラダンダラ
凝縮された毒の剣を六本の腕で扱う
鈩の謎
第百二十一話「Sacrifice」にて鈩と蛇草家の事実が明かされた。
鸕宮家の蠱毒や天若家”律”による同胞殺しなど、陰陽師の長い歴史の中で非道に手を染めた者は少なくはない。それは時にはケガレよりも悍ましいが、その最たる例が「蛇草家」である。
蛇草家は伊賀の忍者と陰陽師のハイブリットである。蛇草家は”毒娘”と呼ばれる毒が一切効かず体液や吐息が猛毒となった女忍者に目を付けた。毒娘に陰の気を注入していき、陽の気も陰の気をも使いこなす人間兵器を造ろうとしたのである。当然これらはほとんどが失敗したが一人だけ、陰の気を克服した魔物”ミシャグジ”が誕生した。
しかしあまりにも人道から外れているため、仲間の陰陽師から激しい非難を受ける。表立ってミシャグジを利用できなくなった蛇草家は更に常軌を逸した行動に出る。
ミシャグジと蛇草家の男の間に子どもを儲けようとした。だがこれらもほとんどが失敗。まぐわった男は紫色の肉塊になって死亡し、生まれた子どもも死亡した。
だが長い年月を経て、ミシャグジの”念”と人の生命力が強く呼応したとき、とうとう戦闘能力に秀でた個体が誕生。これが”鈩”である。
余談
- 鈩およびミシャグジが忠誠を誓っているのは土御門家である。
- ミシャグジの見た目は姦姦蛇螺(かんかんだら)が基になっていると思われる。
- 蛇草家当主である蛇草申芸もミシャグジの子どもである。
- 実は鈩の素顔はアニメが初出であり、そのあと原作でもお披露目された。