概要
ヒルマンミンクス(Hillman Minx)とはかつていすゞ自動車がイギリスのルーツ自動車と提携し、CKD(完全ノックダウン生産)で1953年から1964年まで製造販売していた自動車である。
ラインナップには4ドアセダンでスーパーデラックス、スタンダードの他に、2ドアのライトバン(ワゴン型)であるヒルマンエキスプレスがあった。
日本では「ヒルマンミンクス」と続けて称されることも多いが、「ヒルマン」は元は独立メーカーの社名で、ルーツグループ傘下に入った後は同社の大衆車から中級車ブランドとなっていた。お転婆娘を意味する「ミンクス」はヒルマンの車種のネームとして1931年から40年近くにわたって用いられた伝統ある車名であり、日本にも戦前から輸入されていた。