概要
バレットソウルとは5pb.の魂込めた熱血縦スクロールシューティングゲームである。
一見すると普通の弾幕シューティングのように見えるが、随所に80年代のSTGへのオマージュやパロディが仕込まれている。
本作は、避けよりも攻めを重視した作りとなっているのが特徴でもある。それを如実に表しているのが、「弾幕無効化」と「魂(ソウル)ゲージ」である。
前者については、すべての敵機に対して、敵機を撃破するとその敵機が発射した弾はすべて白色半透明の「魂が抜けた」状態になり、一切の攻撃能力を失う、というものである。このため、出現した敵機を漏らさず素早く撃破することが、結果としてゲームの難易度を下げ、ゲーム攻略につながりやすくなる、という特徴につながっている。
後者は、画面上方に積極的に出る、出現した敵機を素早く、そしてより接近して倒す、と言った、より攻撃的なプレイを行うことで上昇する。このゲージが上昇することで得点に最大99倍の倍率がかかる、というものである。
結果として、本作は弾幕系シューティングには珍しい、「出現した敵機を素早く、より接近して撃破することが要求される」という、非常に攻撃的なプレイスタイルが基本となる。
ゲームモードは全ステージを通しでプレイする通常モード、うち1ステージをフルパワー状態でプレイしてスコアを競う「番長モード」、専用ステージを2分間の時間制限つきでプレイしてスコアを競う「キャラバンモード」(DLCの適用が必須)に分かれている。
バックストーリー
はるか未来の時代。悪の「メッチャワール帝国」は銀河系の征服を企み、各星系を無差別に侵略していた。
圧倒的な軍事力を誇るメッチャワール帝国に、4人の勇者達が挑もうとしていた。
育ての親を帝国に殺害され、その復讐に立ち上がった「ゼンイチ」。
日頃の素行不良から攻略作戦を押し付けられた婦警「ユン」。
帝国の侵略に立ち向かい続ける勇敢なる英雄王「サダハール」。
失われた地球からの最期の命令に従い帝国を攻める少女型ロボット「ループ」。
メッチャワール帝国の野望を食い止めることができるのか。
今、宇宙を股にかけた大喧嘩が始まる。
登場人物
不倶戴天のゼンイチ
(CV: 星野貴紀)
「レッドホットスカル」のパイロット。育ての親である宇宙海賊をメッチャワール帝国の侵攻によって失った青年。
貫通性のあるミサイルと火炎のような形状のショットを使用する。バランスのとれた性能であるが、初期3機体では唯一ロックオン性能を有しないという弱点がある。
名前の由来は、おそらく「全国一位」の略称である「全一」。
カンスト
ゼンイチの教育係でもあるロボット。レッドホットスカルに同乗する。設定のみの存在であり作中に姿は出てこない。名前の由来は「カウンターストップ」か。
天馬行空のユン
(CV: 長谷川明子)
「スティンガー」のパイロット。銀河ポリスの問題児である婦警。
ロックオン性能のある雷のような形状のビームが主武装。このビームは左右移動に従って回頭発射されるため、なぎ払うような攻撃が可能である。機体は機動性に優れるが、他機に比べると攻撃力ではやや見劣りする。
ぱっくん
ユンの相棒であるエイリアン。スティンガーに同乗する。設定のみの存在であり作中に姿は出てこない。
王道楽土のサダハール
(CV: 石井康嗣)
「タートル10000」のパイロット。メッチャワール帝国に対抗し続ける英雄王。
支援機によるロックオン性能を持つが、もっとも特徴的な武装は巨大なドリル状の衝角である。機動性こそ低いがその攻撃力は圧倒的。
名前の由来は、おそらく王貞治。
メイドーズ
アイ、マイ、ミイ、マインの4名。サダハールに仕えるメイド達。「タートル10000」の支援機「ナヴォナ」を操る。設定のみの存在であり作中に姿は出てこない。
名前の由来は英語の一人称(I/my/me/mine)と思われる。「ナヴォナ」の由来は「お菓子のホームラン王」ことナボナか。
勇往邁進のループ
(CV: 浅倉杏美)
「ピースオブケイク」のパイロット。地球製の女性型アンドロイド。DLC「バージョンB」における追加キャラクター。
本体からは手裏剣状のショット、手のような形状の支援機からはミサイルが発射され、広範囲に撒き散らされることから小型機の大群にも対処が行い易い。またこの支援機の体当たりによる「パンチ」が可能であり、これによって大型機とのクロスレンジ戦闘にも対応する。ロックオン性能こそ持たないが、それを補って余りある高性能機である。