首都はリヤド。
世界の代表的な産油国の一つである。
サウジアラビアに関連する事象
- サウジアラビアの国名が意味するところは、「サウジ=サウード家」の「アラビア」である。つまりサウード家による絶対王政である。宗教警察が日々目を光らせており、戒律に反することがらへの弾圧は厳しく、たとえば酒が存在しない。どれくらい徹底しているかというと、闇市場が存在しないくらい。
- 一部クルマ好きの間ではとてつもなくぶっ飛んだ、しかも日本のそれとは全くスタイルが異なるドリフト(いわゆる「サウジドリフト」)が行われる地としてその名が知れ渡っている。
- その反面、世界で唯一「女性が自動車を運転してはいけない国」でもある。サウジアラビアには憲法がなく、コーランに基づいたイスラム教をベースに統治が行われているのだが、宗教の性質上女性の地位があまりに低い。一切肌を露出してはいけないのはもちろん、労働も禁止されているとか。イスラム教は主に「スンニ派」「シーア派」の2つがあるが、サウジではスンニ派を国教としており、それ以外の宗教の信仰は認められていない。
- 公開処刑がいまだに行われているのも特徴。イスラム教の教えに合わないことをした者を殺すというとんでもない方法で宗教上の面目を保つ「名誉殺人」もまかり通っている。周囲の国々からは非難の声を上げようとする者はいるが、世界最大の産油国ゆえに石油の輸出を止められてしまうことを恐れ、表立った非難にはなっていないことが多い。軍事大国アメリカと親しいことも無関係とは言い切れない。処刑場も場所を転々としながら運営されている。
- 日本からの直行便はなく、観光目的では団体ツアー以外はお断り。上記から想像できるように、渡航危険区域にも指定されており、そもそも観光客を受け入れないスタンスらしい。なお、イスラム教の聖地メッカがあるため、イスラム教徒=ムスリムは巡礼目的での入国が許されている。
- 裁判はアラビア語で進められ、被告がアラビア語を理解しなくても関係ない。そのため、うかつにイスラム教の戒律に触れてしまうと拷問で極刑に処される可能性もある。
- 国旗に書かれている文字は、イスラム教に入信するときに唱える必要のある一文で、「アラーのほかに神はなし。ムハンマドはアラーの使徒なり」を意味している。つまり国旗そのものがイスラム教と密接につながったものであり、半旗にすること・縦向きで掲示することが禁じられている。
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