GGアレスタ2

じーじーあれすたつー

『GGアレスタ2』とは、ゲームギアで発売されたアレスタシリーズの1つ。

概要

1993年10月1日にコンパイルからゲームギア用として発売された縦スクロールシューティングゲームで、GGアレスタシリーズの第2弾。前作GGアレスタから5年後が舞台となっている。なお、日本国外では『PowerStrikeII』(マスターシステム版とは別物)のタイトルで発売されている。

後にM2よりPS4とSwitchで発売された『アレスタコレクション』に移植収録された。

西暦2070年、地球統合軍は先の事件(前作「GGアレスタ」での出来事)の反省から、外敵に対して強力な防御力となる軍事衛星の配備を考えた。

配備されたのは、月とほぼ同じ大きさの球体で固い装甲に守られた地球最強の軍事衛星「ALG-45(通称、ALGO(アルゴ))」。

この衛星アルゴは地球にとって頼もしい守護星となるはずだったが、その衛星アルゴに未知の物体が付着した事が事件の始まりだった。

外宇宙から漂流してきたとされるその物体は、僅かに存在する刻まれた意思「破壊」と「繁殖」に従う寄生生物であり、あろうことか衛星アルゴのメインコンピュータに寄生。

これによって強力な力を手に入れた寄生生物は、さらに寄生能力を持つ自らの細胞の幾つかを宇宙へと飛ばしたのだった。

一方その頃、地球の大切なエネルギー源を供給する太陽光蓄積プラントに隣接するテスト場では、テスト飛行中の新鋭戦闘機「GG ALESTE Ⅱ LANCE BIRD」が飛んでいた。

順調に飛行テストをこなしていたテストパイロットのアリス・ファイファー・ワイゼンだったが、実弾テストが開始されようとした時、彼女は高感度センサーに奇妙な影を発見し、同時に幾つもの場面がコクピットスクリーンに映る。

そこに映し出されたのは、寄生生物が放った細胞がプラントの残骸と融合した姿だった。

メインコンピュータから「敵を撃退せよ」の警報の連呼を受けたアリスは、テストクルーの制止を振り切って寄生生物との戦いへ赴く。

本作の主人公で、新鋭戦闘機「GG ALESTE Ⅱ LANCE BIRD」を駆る女性テストパイロット。前作「GGアレスタ」の主人公であるエリノア・ワイゼンの従姉妹で、テストパイロットながらエリノアに迫る才能を持つ。

前作「GGアレスタ」の主人公で、アリスの従姉妹。本作ではエンディングデモでのみ、アリスを出迎えた仲間の1人として登場しており、キャラデザ担当の小玉大合体氏(現・コグマヒロキ氏)のTwitterによると、前作での戦闘の傷が癒えたばかりのところをかけつけたとの事。

アリスが駆る汎用型戦闘機で、開発コードネームは「LANCE BIRD」。

実験機であるGGシリーズの究極ともいえる機体であるが、全方位モニターや音声入力システムなどの新たな試みが施された結果、コストの問題等で量産できないと判断され、開発されたのはたったの1機のみとなってしまった。