概要
クソ広告とは由来もクソゲーの様に「"クソ"みたいな"広告"」から来ている。
ただし、その広告をクソと思うか否かは『見る人の好き嫌い・価値観・感性etc.』による個人差が大きいため、この記事に記述されている内容の広告は全ての人間が嫌悪しているとは限らないという点に注意。
そして、ネタと割り切れない・記事内容を受けれられない人はこれ以降は閲覧せずにブラウザバックすることをお勧めします。
なお、肖像権侵害に該当する様な有名人の雑コラやテレビ番組の映像と見せ掛けて投資などを募るような類は、クソ広告ではなく詐欺に当たります。こちらに関しては誘導先のリンクを参照の事。→広告詐欺
なお、ゴミ箱やシュレッダー等で処分出来る紙の広告は例え質が低くとも「クソ広告」とは呼ばれない。
該当する広告の一例
他にも該当する広告をご存知の方は追記をお願いします
アプリゲーム
最も嫌悪感が抱かれやすい広告である。
いくつか種類もあるのでいくつか解説しよう。
ワザとミスる
最も多いタイプのアプリ広告。
『ワザと失敗し、バッドエンド(ゲームオーバーや失敗)になる』というのが鉄板であり、例を挙げると
- 簡単な二択や三択の問題の内、失敗の方にしつこく進み続ける
- クリアまであと少しの所まで来たのに余計なことをしてミス
- タワーディフェンス系で、本陣(ここが敵に侵攻されるとアウト)周りに低レベルがいるのに放置して高レベルに挑みにいって殺される
- 表示される数字が自分より小さい敵を倒してその数字を取り込みゴールや頂上を目指すルールなのに、自分より数字の大きい敵に挑んで返り討ちに遭う。
等
また、かつてはフケや汚泥にまみれた若い女性を、さらに頭髪をバリカンで刈って丸坊主にして号泣させるとか、ゴキブリをすり潰して作ったリップパックを女性に貼り付けて嘔吐させるという、(いくらフィクションとはいえ)常識や人間性を疑うようなものも存在していた。
近年では『Gossip Harbor: Merge & Story』で安っぽいお涙頂戴展開で薄幸な母娘が登場し、二人を助けるべくプレイ動画が流れるも、結局間違った(&チンタラと無駄に時間をかけた)プレイにより助けられずバッドエンドというケースも登場している。
ショート動画を観ていたら突然冒頭で傷んでウジの湧いた食品を見せられるケースも。
広告詐欺
言い換えればインストールするまでそれが何かわからないという一番悪質なタイプである。
何かのパクリのような広告が多く、この記事内の他項目の要素も複合的に当てはまっていることがほとんど(とりわけ「ワザとミスる」「広告の表示数が多い」あたりが鉄板)。
(主に性的な意味で)過激な表現
好きな人にとってはとことん好むが逆に嫌い、もしくは苦手な人はとことん嫌悪拒絶するタイプ。その中でも特に放置少女やモンスター娘、後はG123のビビッドアーミーやクイーンズブレイドだったり、最近だとエロ漫画なども多い。
過度な露出や、女性の性的な部位(不自然なほど大きな胸、下着が張り付いて形がはっきり分かる陰部、カメラに向けられた尻、スカートからはみ出たノーパン下半身など)を矢鱈と強調した煽情的なイラストが多く、家族や友人などにYoutubeを見せようとしたときにこの広告が出てきたら気不味くなり、たまったものではないだろう。
また、ビビッドアーミーなどは、たまにタップでぷるぷる、タップでぷにぷに、全胸が震撼した、弾ける鎧、迸る闘気、極上の後ろ姿等の煽り文で誘ってくることも多い。
またYoutube以外にも、普通のサイト(比較的ライト層向け寄りのピクシブ百科事典やニコニコ大百科など)に表示されることが多いが、消せない(もしくは消してもキリが無い)のがほとんどである。
このほか、性的以外ではグロ方面に過激な表現を用いた広告もあり、例として東京ディバンカーは「登場人物が何者かに襲われ、断末魔の叫びをあげて惨死するさまをいくつも見せられる」という、胸が悪くなるような動画広告を出して不評を買っている。
広告の表示数が多い
過去にあった例だと最強でんでんなどが当てはまるか。
単純に数が多く、バリエーションも豊富なため頻繁に出てくる。
ただ、ここら辺は使ってるPCやスマホによって異なり、頻繁に出てくる場合もあれば一切出てこない場合もある。
画像が目まぐるしく変化する
かつてのポケモンショックを彷彿させるかのように、バナーの画像がパタパタと目まぐるしく現われる。
著作権違反
画面に堂々とポケモン等他社のキャラが全く関係のないゲームに映っている等のパターンが多く存在する。
最初から謝罪する
広告開始直後にいきなり謝罪をするが、内容は「ゲーム特典が少な過ぎたので増やしました」等、全く謝っていないパターンが多い(当然、謝罪時の言動も視聴者を半ば舐め腐っており、謝意も誠意もまるで感じられない)。「謝罪さえすれば甘く見られる」という誤解から良く利用される。
また「DL(インストール)すれば貰えるといっていたのに貰えないじゃない」というような台詞から「今度は本当に用意しました」と謝罪する形式も多い。最初から用意していない時点で詐欺である。
広告を閉じるためのボタンを複数回押させる
普通の広告は×ボタンを1回タップやクリックすれば閉じることが出来るが、ゲーム系の広告は「意地でもインストールさせたい」という意図があるのか2回や3回など複数回×ボタンをタップorクリックしないと閉じることができない(しかもその×ボタンが小さいのでクリックorタップしづらいのが定番となっている)
「一度で済む事を二度も三度もやらせるってのは…その広告を作った奴が頭が悪いって事だからです。無駄なんだ…無駄だから嫌いなんだ…無駄無駄…」
15秒広告(スキップ不可)
その名の通りスキップが出来ない15秒間の広告である。
GoogleChromeの広告が有名か。
単発で出てくる場合も鬱陶しいが、真に恐ろしいのはこの後にもう1個広告がある場合もあることである。
特に15秒広告が2連続で来た時は、鬱陶しいを通り越して虚無と感情になるであろう。
単純に長い
上述の15秒広告の強化版(?)で、文字通り「始まりから終わり(もしくはスキップ可能になる)までが単純にクソ長い」動画広告。
広告を表示している間、主に画面上部に表示される「広告終了もしくはスキップ可能になるまでの秒数」のカウントが「30」とかでもイラッとさせられるのに、なかには「60」や「90」などという超大作も実在する。
単純に無駄な時間がかかるという問題もあるが、一番納得できないのは「これらクソ長広告を頑張って視聴完了させても、扱いは5秒や10秒の広告を一回視聴完了したのとほぼ同じ」な点だろう。
代表例は王様らしきジジイの無様な悲鳴が(悪い意味で)印象的なRoyal Matchや月額定額制ジムチョコザップの広告だろう。
特にチョコザップなどはクソ長広告の最後に次回予告まで仕込んでおり、「そんなもん入れるより広告を短くしろよ!」と思った人は多いのではないだろうか。
電子タバコ
その名の通り電子タバコの宣伝広告なのであるが、その大半が広告を見る人に向かって電子タバコの煙を浴びせるように吐くということで、タバコの好き嫌いを問わず嫌悪されている。
漫画アプリ
主に登録されている漫画あらすじ紹介であるが、その紹介する作品が『ざまぁ要素のある作品』ということもあってか悪漢や悪女に間違いなく該当する小悪党・人間のクズが出しゃばる胸糞要素、イライラパートを含むプロローグが流れるため、嫌悪されるケースも少なくない。
中には「卑劣漢なバカ息子」と「TSレイプもの」という好き嫌いが分かれる要素の悪魔合体と言える極端な作品もあり、他にもBL(ホモ・ゲイ)系統漫画紹介が流れるケースもあり、異性愛者(ノンケ)にとっては迷惑以外の何物でもない。
また、最近はアプリゲームのクソ広告の様に「複数回×ボタンを押さないと閉じれない」または「×ボタン自体が設置されてすらいない(数十秒経過で×ボタンが浮かび上がるように出現する)」というパターンも見られる様になった。
おまけに紹介する作品がバラけているならともかく、馬鹿の一つ覚えの教科書の如く、1日のポイ活で同じ作品のクソ広告ばかり流すということが良くあることにして日常茶飯事となっている。
なお、上記の問題は漫画アプリのみならず映画やドラマのVOD系の広告でも発生しており(広告の内容が漫画から映画やドラマに変わっただけ)、例としてDramaBoxなどは韓流ドラマのイライラパートや男同士のキスシーンが出てきたりするので注意が必要。
当たり判定がおかしい広告
サイトとかを見ているとたまにある。
大体その場合は当たり判定がおかしいというケースが多い。
ピク百でも下の方をタップしてしまったり、真ん中辺り(1番上までスワイプした状態で)タップしてしまった場合に多い。
消去マークがない広告
広告の中には画面一杯に表示される癖に消去マークがない悪質なクリック誘導広告まで存在する。ガチャや無料チケットなどの報酬が掛かっている場合、クリックしてもバックしても報酬発生判定がややこしいこととなったりうやむやにされたりする場合があるので注意が必要。
美容広告
黄ばんだ歯やニキビだらけの肌、毛穴だからけの鼻をドアップにした写真(もしくはそれを模したようなイラスト)等を使った広告。悲しいことに近年ではピクシブにも表示される。集合体恐怖症の人にはきつい。
最近だとゲームの広告にも出て来ることも多々ある。
メンズ脱毛サロン
月額の値段や回数などを強調している広告。
出会い系及びチャットアプリ
利用者と思わしき女性がアピールの為かクネクネとダンスを踊る広告。
出会い系に興味のない人……特に現実の女性より2次元系女性キャラを好む人(前述の『放置少女』や『モンスター娘』の広告に肯定的な人なら猶更)にとっては拷問以外の何物でもない
代表例は『BIGOLIVE』と『Pococha Live』等
FX(投資)や副業等の金策系
「誰でも簡単に(知識0で)月ウン十万稼げる」等と強調している(実際は稼げるはずがないが)。
基本的に、金がないってところから始まるケースが多い。
ポップアップ広告
ページ移動で広告ポップアップウィンドウが開く。しかも閉じるボタンが小さい。
ブラウザ側の対策が弱かった1990年代から2000年代にかけては、ブラクラの如くウィンドウが増えていくことになった。
サイレントモード貫通
スマホなどで予め設定したサイレントモードやミュートを貫通して音声が再生される。かなりの音量で再生される場合もあり、直前までの無音とのギャップでかなり心臓に悪い。
電車やバス等の乗り物の中や病院など場所によっては自分だけでなく周囲の他人にまで迷惑をかける。
対策
広告ブロック拡張機能や広告ブロックアプリを使う他ない。
また、当たり判定がおかしい広告の場合はサイトを開いたら直ぐにタップせずに待つという方法もある。
もし商品系・医療系・FX・副業系に引っ掛かったら
また、上4つの項目は、安く済むどころか、異常に高く付いたり、寧ろ金が減るばかりであるり、体に悪影響がでてしまう可能性がございます。
そういうのに引っ掛かったら直ぐに188(消費者ホットライン)に連絡して下さい。
クソ広告と呼ばれないために
表示時間を短くする、広告自体を不快にならないものにする等の工夫が必要である。
中には『ダダサバイバー』など、プレイアブル広告としたことでの成功例も見られる。
余談
近年では動画広告が最後まで流れ終わると、画面のタップの有無に関係なく強制的にダウンロードする手前の画面に移行するという悪質なパターンも見られるようになった。スマホとの相性によっては、広告動画とダウンロードするアプリの2つを起動したことによって元々遊んでいたゲームアプリが落ちてしまうことすらある。
2023年7月20日にニンテンドースイッチ・Steamから上記のクソ広告で表示されるゲームが纏めて遊べる「どこかで見た“あのゲー”ム達を棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?(通称「あのゲー」)」がリリースされており、一部のゲーム実況者やYouTuberが実際にプレイしている。
2024年7月18日には2がリリースされ、同年12月19日にはぷにるはかわいいスライムのゲームを“あのゲー”ムで作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?はリリース予定。
関連イラスト
現在はメイン画像で用いられるもの以外にも、クソ広告に対するヘイト創作及びパロディなものが投稿されている。
関連タグ
関連項目
- 広告・宣伝
- ストレス・不愉快・ウザい・胸糞・イライラ・失敗(バッドエンド)・誰得・茶番・三文芝居:クソ広告に定番のネガティブ要素。
- 広告詐欺:事実上の類義語。
- 馬鹿の一つ覚え、ワンパターン:『自分にとって嫌いなクソ広告が連続する』ということも珍しくない。
- クソゲー:クソ繋がり。
- クソゲーパトロール猫:YouTuberの1人(1匹?)であり、クソ広告を一緒に視聴しながら解説して行く動画が多数投稿されている。
- 漫画アプリ:アプリ内にもクソ広告があり、外部への宣伝にクソ広告を使う「クソ広告の温床」。
- LINEマンガ:前述の『イライラパートを多分に含む掲載マンガの紹介』タイプのクソ広告は殆どこの漫画アプリを宣伝するものである。代表的な作品は『俺だけ最強超越者』や『神血の救世主』、『よくある令嬢転生だと思ったのに』等
- アルファポリス、マンガPark、がうがう:これらもアプリ内のポイ活でLINEマンガ同様、『イライラパートや胸糞要素を含む同じ掲載マンガの紹介』を馬鹿の一つ覚えのように連発することも珍しくない。
- 追放もの(もう遅い、ざまぁ)、悪役令嬢もの:どちらも『クソ広告で紹介される部分がイライラパート』に定評ある作品ジャンル。
対応策など
- アドブロック:余りにも耐えれないなら此方の導入を勧める……が場合によっては「ポイ活の妨げとなる」という形でジレンマを味わう可能性もある。
- リロード:スマホで(時間経過込みでも)×ボタンがない広告に邪魔された際はこの手段を取るしかない。
非該当タグ
- 嫌なら見るな:自分の意思で見る・見ないが選択出来ないためこの文句は通用しない。