概要
日ペンの美子ちゃんとはかつて(1972年から)あらゆる雑誌で掲載されていた日ペン(日本ペン習字研究会)の広告漫画のこと。
雑誌の裏表紙等によく載っていたため、一定以上の世代に対しては絶大な知名度を誇りファンも多い。基本は3×3の9コマ漫画である。
単なる商品賛美に終わりがちな広告漫画が多い中、マスコット的なキャラクターを前面に打ち出しオチも付けていたことから地味に人気もあり、類似作品も生まれた(「とらのあなの美虎ちゃん」等)
2004年、第三文明社から、掲載漫画を集め、作者の一部へのインタヴュー、解説、当時の最新版加筆を含めた単行本「あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度」が発売された。
21世紀になってから見ると、初期の美子ちゃんが「指輪物語」に嵌って中つ国の地図を部屋に貼っていたりと、なかなか濃い。
作者の交代に伴い初代から6代目まで存在し、代替わりの際には「私が〇代目日ペンの美子ちゃんです」のセリフと共に新たな話がスタートする。
現在は雑誌広告からは撤退し、服部昇大が作者を務める6代目日ペンの美子ちゃんが公式Twitterにて投稿中。
pixiv上にも公式アカウントが存在し、月ごとの作品をアップしている。
初代から変わらず17歳の設定であり、本人も40回目の17歳だの2度目の東京オリンピックを迎える17歳だの全共闘時代生まれの17歳だのとネタにしている。
連載開始当初は無難に日ペンの宣伝を行う広告漫画スタイルであったが、途中から「日ペンは80年の歴史があって先生方も超一流」「1日20分」等のフレーズさえ入っていればなんでもありのカオスな漫画と化しており、日々の時事ネタや流行りを頻繁にネタに使用している。
昔の少女漫画を思わせるタッチながら適度に現代風のアレンジが加えられた美子ちゃんが普通に可愛いこともあり、人気を集めている。
まさかのアニメCM化
服部昇大が作画を担当した6代目の美子ちゃんがアニメCM化され、2018年1月8日よりTOKYOMXの情報バラエティ番組『5時に夢中!』内で放映されることが明らかにされた。
美子ちゃん役には平野綾、サブキャラクターのニャンコ役には杉田智和を起用、またCM制作はアニメーション監督の石ダテコー太郎が担当する。
関連イラスト
初代の美子ちゃん
関連タグ
類似 - プラモのモ子ちゃん
歴代作者
中山星香(「矢吹れい子」名義) 森里真美(「聖原玲音」名義) 佐藤元(「まつもとみな」名義) ひろかずみ 梅村ひろみ 服部昇大