PowerStrike2
ぱわーすとらいくつー
マスターシステムで発売されたシューティングゲームである。
1993年に発売されたかと言うと当時の日本はスーパーファミコンとメガドライブ、ネオジオが現役であり、翌年にプレイステーションとセガサターンの発売を迎える準備の時期であった為、未発売に終わったが、当時の欧州はマスターシステムが現役と言う日本人にとっては衝撃な事もあって開発者曰く「日本に発売しないならFM音源を取り入れない」と述べており、発売を迎えた。
日本でのプレイは今までプレミア価格だった事もあり、VCに配信されず、プレイハードルが非常に高いものだったがPS4とswitchの『アレスタコレクション』にて収録され、値段が5000円以下と言う中古よりお手頃価格によりハードルが下がった。
ステージの冒頭にボスである操縦者の指名手配と上にラスタースクロールから表示されるステージ名が出てからスタートする。
- 世界観の一新
本作の世界観は他のアレスタシリーズにありがちな宇宙ではなく架空の1930年代のイタリアを舞台としてる。その理由は欧州に発売することを前提に設定された。情報源は限定特典の雑誌『ALESTE History』にて判明。
- 武器の見直し
過去のアレスタにはない特徴として挙げられるのが武器の見直し。0番は一直線に攻撃する「SHELL UP」、1番一直線に加えて周囲を攻撃する「SHOT GUN」、2番は打ちながらミサイルを発射する「MISSILE」、3番はプレイヤーを尾行しながらレーザーを発射する「BURNER」、4番は敵を追尾する「ABSORPTION」、5番は複数のミサイルを高速で一直線に発車する「DESTROYER」、6番は最初に撃った周囲を回しながら攻撃する「NAPALM」。
- パワーアップの改善
今までのアレスタは最後に取った武器を装備したまま別の武器を取ると能力がリセットされたり、変更前の武器を戻したら強化し直しになる等状況の計算が水の泡になってしまったが本作は違う武器を取ってもリセットされず2回取ると1段階に強化するようになった。
- チャージ攻撃
攻撃を押し続けて一定時間たってから離すと一瞬で連続発射する。他のシューティングとは違い押し続けても通常攻撃を辞めない。
導入の理由は攻撃しながら助かるか、ゲームが破綻しないかのバランスを調整しながらアイデアを思い浮かんだ。
- 開発期間は4か月も掛かり、1日に20時間も労働し、会社に寝泊りするほど当時の小規模開発としては異例すぎる疲弊を招いたという。
- ラスボス撃破後のエンディングに登場する最後に登場したモブキャラは元コンパイルの寺本耕二である。劇中内の設定はメカ好きでエンジンの撮影をする設定であることが判明。