概要
辺境の村ヤマユラに住む少女で、著名な薬師である祖母と妹と暮らしており既に両親は他界している。ある日、怪我をしたハクオロを助けたことから運命は一転する(後にこれは大きな誤りであることが判明する)。
自らも薬師を目指しており、祖母の死後は祖母が患者として診ていたユズハの治療を受け継いでいる。その実力は祖母にはさすがに及ばないものの、ユズハの病気をキチンと診ていたこと、各種薬(酔い覚ましから、解毒剤、戦場での敵の混乱を誘う毒薬まで)の調合などを見る限り、かなりの腕前と言える。トゥスクル建国後は皇となったハクオロの秘書官的存在として補佐し、公私にわたってなくてはならない存在となっている。
好色皇で周辺国にも知れ渡るハクオロに対するやきもち焼きが唯一の欠点とされるが、それ以外は多くの者から慕われるほどの人格者で人望も厚く、また怒らせると非常に怖いということでも知られ、トゥスクルの名だたる将や森の主ムティカパ、そしてハクオロも彼女には頭が上がらない。
胸が他のキャラに比べて小さいことに非常にコンプレックスを持っている(某中二病企業最強のあーぱー、金髪参謀医者、銀髪貴族、足から刃が生えたりする女学生、蜘蛛女など、比較的巨乳キャラを演じる事の多い中の人からするとこの配役は少々珍しい)。ムックルに胸を吸われた挙句に「可哀想」と言われたり、アルルゥから(遺伝的に胸が大きくなるのは)「ムリ」と言われるなど散々である。アルルゥ以外、さすがに面と向かってこれをからかう命知らずはいないが、他キャラの何気ない胸に関する台詞で傷つくのは日常茶飯らしい。
周囲からはハクオロの家族として皇族、時に皇妃のような扱いもされるが、実際はそうではなくあくまで家族であり、自身の本当の思いについては明かそうとしなかった(できなかった)。また彼女は髪の先で丸い輪を装飾品としてつけていたが、これにはあるいわくがあった。
エルルゥとハクオロのお互いに対する思いが最終的にストーリーにおいて大きな役割を果たすことになる。最終的に二人が結ばれたかどうかは解釈が分かれるところだろう。
ゲームのユニットとして
薬師という立場からか、体力回復役として縦横無尽に戦場を駆け回ることになる。この作品では回復アイテムを使用する以外で体力を回復する手段がほぼ皆無なため、彼女のHPの状態には常に注意しなければならない。極論すれば彼女の戦線離脱=事実上のゲームオーバーというくらいの存在である。
なお攻撃手段は一切持たず、回復することで経験値を得ることになる。必然的に経験値を得る機会が多いため、普通に進めるとレベルは彼女が一番高くなるケースが多いだろう。
終盤、トゥスクル軍メンバーの偽者が登場するが、能力的にそっくり似せているが、なぜか偽エルルゥは本物がしない攻撃をしてくる(まぁ、敵陣が回復なんぞやらかして来たらそれはそれで鬱陶しいが)。