「黙れ爺!私は常に、強い者の味方だ」
概要
クレヨンしんちゃんの救いのヒーロー「ぶりぶりざえもん」の名(迷)ゼリフである。
ぶりぶりざえもんは強敵とのバトルシーンにおいて良く登場するが、かっこ良く敵に相対したと思いきや。「さあ!どこからでも掛かってこい!」と即座にまわれ右して味方に向かってこのセリフを言いつつ裏切るのは最早様式美。
ただし大概はそのまま敵に「ふざけんな!」と蹴り飛ばされたりして自陣に舞い戻り、
ぶりぶりざえもん「な、なんてことをするのだ!この裏切り者!」
アクション仮面・カンタムロボ「『裏切り者はお前だ!」』
と、そこでまた味方からリンチされるので、裏切りが成功したのはクレヨンウォーズ等ごく僅かである。
真面目に考えれば、明らかに不利な方に味方しても損なので強い方につく、という考え方自体は間違っていないのだが、むしろ双方から信用されなくなるリスクがあるのも確かである。
ちなみに本編(アニメ版)において、しんのすけも、ひろしが会社の部下のユミからラブレターを渡された騒動の際、事前にひろしからラブレターの件を口封じされながら、事が発覚し、みさえに糾弾されると手のひらを返して一緒にひろしを糾弾し、ひろしから裏切りを詰られると「オラは強い者の味方だ!」とこの理屈を叫んで開き直った。