文化圏によりさまざまな食材・食文化があるため一概にゲテモノ食いや野蛮であるとのレッテル貼りはできない。
その土地の一般庶民が日常的に食べているものなら、美味しい食べ物のはず。だから食べてみる価値は大いにある。
単なる慣習以外にも、宗教的な理由や個人的な信念で特定の食材を食べない人々も多いが、非科学的な習慣である。
特に食肉関連はタブーが多く、家畜の肉を食べる習慣がなかった過去の日本では屠畜業者を差別する風習があった。現代でもイスラム教徒やユダヤ教徒がキリスト教徒を「豚肉食い」と見下すなど宗教紛争の一因ともなっている。
たとえどんな理由があれ偏食は批判されるべきであろう。日本は幸いにも食のタブーを持つ人が少ないため、食文化の栄える国になっている。