概要
葬送のフリーレンに登場するシュタルクとフェルンのカップリングである。
魔物に怯えているシュタルクをフェルンが叱咤したり、シュタルクがフェルンに面白いことを伝えようとしたり(冷たい目で返され終わったが)お互いを何かと気にかけている様子。同年代であるからか距離も近い模様。
なお、仲間のザインからは「もう付き合っちゃえよ‼」と言われるほど。
解説
お互いに元戦争孤児という境遇、勇者パーティーのメンバーに育てられたという経歴など、年齢の近さ以外にも共通点が多い。基本的には(無意識ながら)シュタルクを意識しているフェルンと、そんなフェルンの振る舞いに振り回されながら向き合うシュタルク、という構図で進んでいく。
相手に感情を察してもらいたがるフェルンは、周囲に対して言葉で自分を主張することをせず、特に怒っているときは表情や視線で表現することが多い。シュタルクは相手の表情はよく見ているが、経験不足から察することができず、フェルンの当たりの強さによく怯えている。二人とも同年代の異性と接する機会に乏しかったことや生来の気質から不器用な方であるが、それでも手探りですこしずつ関係を進めている、なんとも素朴で応援したくなるカップリングである。
なお、作中では明確に二人の進展や関係を描写する話も存在するが、合間合間のコマの端でさりげなく仲良くなっていく様子の描写が多い。話の本筋ではなく、二人が仲を深めていく様子を探すために読み直すのもいいだろう。総じて、本作における公式カップリングと呼んでも差し支えないものとなっている。