概要
西武の所沢駅に隣接している。1946年に復興社所沢車輌工場として発足。西武建設への改組を経て、西武鉄道の直営工場となった1973年以降は、日本の大手私鉄が直営する唯一の鉄道車両の量産製造工場となった。
戦後、1969年までのほぼすべての西武鉄道の車両はここで製造されている。1981年に車両製造事業を縮小し、1999年に終了した。車両の検査・整備業務についても2000年に終了した。
所沢整形クリニック
実はこの工場、車両の改造も行っており自社・他社から発生した中古電車・気動車等に電装改造・運転台増設・車体延長などの各種改造も行っていた。また車体のみ新造したものに廃車発生品を取り付けるなどの車両制作も行っており、まさに整形クリニックであった。これができたのも所沢に匠がいたためである。
例えば17m級旧形国電の払い下げ車両を改造して311系を作ったり、ドア増設で外ずりドアを付けたり。
すごい台枠を掘り出す匠たち
ここで改造・製造された車両の中で使われた台枠が鉄道省(院電)時代のものも有り、1970年代ですでに半世紀を超えているものざらにあったという・・・
車歴でいろいろやらかす匠たち
この工場で改造・製造された車両の車歴は今までの車歴が有るにも関わらず、書類上新造扱いにされているものも有る。