概要
「闇バイト編」に登場する最大の悪役。「クズリ」は偽名で、本名不明。
半グレ集団、通称「サソリ」の幹部の1人で、なおかつ最も勢力拡大している実質的なトップ。
丸いサングラスをかけた白髪の短髪に浅黒い肌が特徴の男。甘党。直属の部下に「サソリ」の正式なメンバーである蜂屋ミカがいる。
ユキノを家庭崩壊に追い込んだ張本人であり、ユキノをはじめ他の「奴隷」を支配下に置いている。
自身に付いてくる部下も多いなどカリスマ性があるが、同時に支配下に置いている「奴隷」に怨まれたり、同業者であるサメジマなどから警戒されるなど敵を多く作っている(同業者であるギバの「クズリのところも人手不足か?」発言は、これに当てはまっている)。そのため、数多くの裏切り者を出しており、裏切り者には拷問や殺害も辞さない。
闇バイト、闇金、売春、賭博など、あらゆる人間の欲望が渦巻くビジネスをシノギとしており、「奴隷」たちを働かせている。「弱者から金などを毟り取る」、「金の力でさらなる金を生み出す」、「美味しい所だけを取って、用済みとなったら捨てる」など、生き馬の目を抜く無法地帯で生きてきたために「弱肉強食」の思想を持ち、ユキノにもそれを刷り込ませた。
ユキノの借金を帳消しにした後も支配下に置き、闇バイトを持ち掛けることもある。勢力拡大の一途を辿る最中で、特殊詐欺でユキノの策略によりハルカが捕まった際、「自分は出し抜かれた」と危機感を持つようになり、ユキノをイエスマンの奴隷に叩き直そうと目論む(なお、ユキノにせしめられた特殊詐欺の金は上納されている)。
ユキノに出し抜かれた後はわずかながらも運の凋落を見せ始め、後ろ姿をマリカに写真を撮られている(ユキノ曰く「普段警戒心が強い」とのことだが、クズリが意図的に撮らせるように敢えて油断した可能性もある)。