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概要編集

タタキ(強盗)、恐喝、売春斡旋をシノギとする女半グレ。

特にタタキの実力は折り紙付きで、千枚通し(もしくはアイスピック)を獲物としている。

前科8犯の危険人物で、刑務所に服役していた。

「刑務所では甘いものは貴重」と言う理由から甘いものが好物。


出所後、かつてのタタキ仲間であるマフユ、レオらに誘われ、マフユの怨敵であるクズリの巣にタタキをやろうと誘われる。


当日、タタキを行うも、土壇場で裏切りレオを後ろから刺して倒している。


その正体は、クズリらと同じく、「サソリ」の幹部の1人で、左の脇腹にサソリの刺青がある(刺青を見せる場面では、見える下乳と得意顔で「セクシー+ホラー」という奇妙な組み合わせである)。また、蒼井ユキノの小学校時代の同級生で、かつて飼っていたハムスターが死んだ際、ユキノが父・ユキオが栽培していた「幸せの葉っぱ(実は大麻)」を渡された「ミカちゃん」その人である。


マリカの「闇バイト編のプチ総集編」のラストでバーに於いてユキノと束の間の再会を果たすも、ユキノ本人は覚えていない。ユキノにブラッディーメアリーを驕り、「またねユキノちゃん」と後の再会を望む一言残して去っていった。


生い立ち編集

警察官の父親と専業主婦の母親との間に一人娘として生まれる。子供時代は年相応の明るい「普通の子供」だったが、飼っていたハムスターが死んだ際には一晩中どころか学校に来ても泣いていた。それを見かねたユキノに事情を話し、ユキノは知らなかったとはいえ「幸せの葉っぱ」と父から教えられていた大麻の葉を貰い明るくなるが、このことが家庭崩壊の兆しであることはミカ本人は知る由もなかった。


その「幸せの葉っぱ」を持ち帰ったミカは、父にそれを見せると豹変し、「それは違法植物だ!」と判断。誰から貰ったのかを詰問し、それが「同級生のユキノ」であることを話した。父からは「ユキノちゃんは捕まえない」と安心を促されるも、ユキノの父・ユキオが逮捕されたのを皮切りに、ミカは「親友の親を警察に突き出した」と友人から疎まれ、母は近所の主婦から遠ざけられるなど、あたかも「警察官である父が悪い」かのような風評被害に晒される理不尽を味わう。このことで父は酒浸りになる。

(ただし、母親が指摘した通り他の警官を通すなど、周囲からの当たりを抑える事を考えずに逮捕に踏み切った父親の無配慮さは否めない部分がある)


後にユキオが麻薬栽培で逮捕されたことを逆恨みしたクズリが男女の手下を使ってミカの父をハメる計画を実行し、「囮役」の男が「絡まれ役」の女に執拗に絡む演技をしてミカの父を誘導し、囮役はミカの父に抑えられるが、絡まれ役は他の警察を呼んでミカの父を逮捕させた。実はこの時運悪くミカの父は泥酔しており、そのことによって「酔った上での乱行」と見なされ警察官を辞職に追い込まれた。その後、両親は離婚し、ミカ自身は母に引き取られるも後に父は失踪する。母もクズリの紹介で夜職に就き、ミカを養うためにあまり構ってもらえず、機能不全家庭へと陥った。志半ばでミカの母は失踪し、ミカ自身も餓死寸前のところをクズリに救われ、クズリ本人が「俺が保護者になるから、大人になったら養った分の金を返せ。嫌ならどこにでも行って野垂れ死ね」と迫られ、前者を選択。その後は衣食住に加え少し贅沢ができるほどの生活環境を与えられ、クズリ配下の風俗嬢達が世話を焼いてくれたことで元の明るい少女に戻っていったが、遅めの反抗期の影響なのか次第に保護者であるクズリに生意気な態度を取るようになり、「自分にも裏社会での稼ぎ方を教えろ」とせがむばかりで、さらに万引きなどの犯罪に走って警察のお世話になるなど、クズリも「いい加減にしろ!」を頭を悩ませ、手を焼いてた。


そのDQN行為は少年院送致となった後も続き、入所初日にして自分に命令してきた先輩の女囚を失禁するほど痛め付け、檻房内の上下関係を確立。

一方、食事のマナー、特に箸の使い方は綺麗であり、「パパ(クズリ)から教わった」とのこと(他の少女たちはミカ同様に機能不全家庭で育ったためか食事の態度が悪い)。


少年院出所後も犯罪を繰り返し、刑務所の出入りを繰り返す。後にクズリと肉体関係を持つも、同時に「サソリの刺青を入れたら責任を持たなきゃいけない」「誰にも見せるな」という約束で自身もサソリの刺青を入れることになる。


ハルカが取り仕切る特殊詐欺のハコに派遣された際には、ヤクザまがいの口調で対応するために「使えないと」判断され送り返される。その間際、ユキノが裏社会にいることを知り、彼女のバーに現れて上記のブラッディメアリーを驕り、その場を去る。


なお、ブラッディメアリーには、カクテル言葉で「断固として勝つ、私の心は燃えている」という意味があり、「クズリの隣に立つのは私だ」というユキノへの対抗意識が窺える。



クズリとの関係編集

前述通り、ミカの父親をクズリが嵌めた事が家庭崩壊の原因の一端なのだが、ミカ自身はそれを知ってるかどうかは現時点では不明。

寧ろ恨みは自分を捨てた両親に向いており、父母を「ゴミ」と呼んで心底軽蔑している。


育ての親でもあり、肉体関係を持つクズリに対しては単なる親愛とも恋愛とも言い切れぬ複雑な想いを抱いており、サソリのタトゥーを入れる事が決まった際には頬を赤く染めながら「これでアンタと並べる」と悦びを露わにすると同時にモノローグでは「彼の隣にいるのは私だ」ユキノに対して対抗心を垣間見せたりと、クズリに対する並々ならぬ偏愛を窺わせる。

同シリーズに登場する蛇ノ目珊瑚とは違うタイプのヤンデレとも言える。


クズリの方も「拾ったのはいずれ役に立つと思ったらからだ」と語っているが、学生時代には非行に走るミカに頭を悩ませたり、止めこそしないものの裏社会で生きる事を自分から薦める事は無いなど、ミカに対して情があるようにも見える素振りを見せるが、どこまで本心かは不明。




余談編集

名前の由来は「蜂」からか(屋ミカ、状の獲物で刺す、前科8犯)。

実際にミカの回想でも「蜂は刺すもんだろう?」とのセリフがある。


関連タグ編集

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野田一ヒューマンバグ大学の『華の天羽組』シリーズに登場する、天羽組武闘派狂人極道の一人。蜂屋ミカとは「アイスピックを武器として愛用する」共通点があり、アイスピック野田の異名で呼ばれる。

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