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「何しに来やがった……。紋章持ちの“お嬢さん”がよう……!」


データ

CV遠藤大輔
兵種アーマーナイト
紋章なし

概要

ファーガス神聖王国最北端に位置するゴーティエ領、そこを治めるゴーティエ辺境伯の長男にしてシルヴァンの実兄。一人称は「俺」。

原作では名前しか判明していなかったが、「無双風花雪月」にて正式にフルネームが判明した。


本編開始3年前の時点で実家から廃嫡され、出奔した後に盗賊団の頭目として王国北部を中心に悪事を働くようになる。

フラルダリウス領内のコナン塔はマイクランと彼が率いる盗賊達によって制圧され、そのまま彼らの拠点となっている。


外見的特徴としては、弟と同じ橙色の髪と190㎝に達するかという大柄な体格、そして顔の中央に刻まれた、袈裟斬りを喰らったかのような大きな傷痕である。


マイクランがこのような境遇に至った最大の要因として挙げられるのは、やはり彼が紋章を持たない事であろう。

ゴーティエ家は代々、フォドラ北東にある半島に住まうスレン民族を筆頭とした外部からの侵略者から王国を守護する役割を担っており、紋章の所有を重要視する国柄にあって、殊更その傾向が強い家である。

それ故に、ゴーティエ家では紋章を持たぬ子供は冷遇されるという状態が何代にも亘って続いていた。

マイクランも例外ではなく、紋章を持ったシルヴァンが誕生するとほぼ同時にゴーティエ辺境伯からはあからさまにぞんざいな扱いを受けていたという。

その事から弟シルヴァンを強く憎み嫉妬の感情を向け、日常的に暴力を振るい、一時は(未遂に終わったが)本気で殺そうとすらした。

しかし、聡明なシルヴァンは兄がこうなったのは自分の所為だと思うようになり、どこかマイクランに対し同情とも憐憫とも言える感情を向けていた。


レアからマイクラン一味の討伐命令が主人公が担任となった学級に下された際にも「その……頼みます、先生。あんな野郎でも、俺には……血を分けた、家族なんだ」と懇願するなど兄に対する情を捨て切れず苦悩する。


このマイクラン、盗賊団のリーダーとして略奪や殺戮を繰り返した悪辣な人物であるのは間違いないが、彼が窮地に陥った際には部下が即座に駆け付けたり彼の死後もかつての部下が徒党を組むなど求心力には長けているようで、エーデルガルトからもリーダーとしての手腕を高く評価されている。

実際、マイクランがボスを務めるコナン塔はことルナティックに於いては序盤の難所として様々なプレイヤーを苦しめている。


ユニット性能

兵種はアーマーナイト、装備はゴーティエ家の英雄の遺産である破裂の槍だが、前述の通りマイクランは紋章を持たない為、戦闘の度に自傷ダメージを受ける。


彼を倒して章クリアかと思いきや、突如として英雄の遺産の力の奔流に呑まれ禍々しい黒き獣へと変貌する。

ステータスは人の姿だった時のものと比べ大幅に上昇しており高難易度のモードでは準備をしっかり整えておかなければ苦戦は必至。


無双風花雪月

本作にて、シルヴァンとは腹違いの兄弟である事が判明した(シルヴァン曰く「貴族ではよくある事」)。

そして今回も、青獅子の学級ルート「青燐の章」で敵として……ではなく、なんと友軍として参戦し、灰色の悪魔を足止めするべく王国軍に加勢する


実はフェリクス達の知らないところで、指揮官としての能力の高さをディミトリに見込まれた事で王国軍に捕らえられた後、兵を与えられ王家に忠誠を誓わされていた事が判明(彼を登用する件について相談を持ちかけられたシルヴァンやゴーティエ辺境伯はこの事を知っていた)。しかし、将に据えられる前は盗賊だったという事実に変わりはない為、実際は虜囚の身として、彼が率いる部隊の副官や部下達から寝ている時なども常に監視され続ける立場にあった。

ディミトリがここまでしたのは、「誰もが紋章の有無に関係なく、真っ当に働いて身を立てられる事を示す」という役目を彼に与える為。マイクラン自身も当初はディミトリのその判断を甘い考えだと思っていたが、「過去の罪は貴公を縛り続けるが、紋章の呪いはもう貴公を縛らない」というディミトリの言葉と共に、そういった重要な役目を任される事になった事に関しては、マイクランなりに悪くないとも思っていた様子。


王国軍への参入後は監視の目に苛立ちを見せながらも、将としての務めを果たしつつ時には主人公に王国と帝国による西部戦線の現状に対して独自の考えを述べたり、不満を溢しながらも戦争によって荒れた街の復興を行う。ディミトリとその護衛達が行方不明となった際は、アリアンロッド要塞の守将として西部戦線へ向かう代わりに主人公にディミトリの捜索と救出を託した。


アリアンロッド入城後は守将としてカトリーヌやシャミアらセイロス騎士団と合同で帝国軍から幾度となくアリアンロッドを防衛していた。


指揮官としてはカトリーヌとシャミアからも絶賛されており本人も幼少の頃に嫌と言う程叩き込まれた籠城戦のノウハウを遺憾なく発揮していた。


しかしその後アリアンロッド内の隠し通路を通って来た敵と交戦、その戦いにて、帝国側に寝返ったローベ領軍の騎士グェンダルによる奇襲を受け、不利な戦況下でグェンダルと交戦した末に死亡する

しかし劣勢に陥ってもなお、最期まで王国軍を裏切ったり戦場から逃げたりなどはせず、格上であり豪傑と知られるグェンダル相手にも自分と同じく紋章を持たないジジイ相手には負けられないと戦い続けた彼の在り方は、死に際ですら悪童らしい悪態と将として時間稼ぎの役目を果たした彼を討ち取ったグェンダルからも騎士として敬意を表され、憎んでいた弟のシルヴァンや既に親子の縁が切れている父のゴーティエ辺境伯も彼の為に敵討ちを決意するにまで至った。


現に、アリアンロッドはローベ伯とその関係者ぐらいしか知らない隠し通路によって内部へ数多くの敵が侵入しており、ディミトリ達救援部隊が到着した時点でかなり危ない状況であった。

にもかかわらず、マイクランは最期まで政庁防衛の為に一歩も引かず、グェンダルやその配下の大軍勢相手に孤軍奮闘した。


その結果戦死こそしてしまったが、ディミトリ達が政庁へと辿り着く時間を稼ぐ事には成功した。更に彼やカトリーヌとの連戦でグェンダルは体力を消耗し切っており、そのおかげでディミトリ達はグェンダルを討ち取る事ができた。


その後、アリアンロッドはエーデルガルト率いる皇帝直属軍との激戦の末に両軍とも甚大な被害が出たが、最終的には防衛に成功し、王国軍の勝利となった。一重にマイクランの奮戦が無ければ、アリアンロッドが陥落していたであろう事は想像に難くない。


皮肉にも本編にてマイクランを最も評価していたのは直々にアリアンロッド攻略を指揮したエーデルガルトその人であり、彼女の評価通り指揮官として優れた手腕と本編では見る事が無かった彼の意地と誇りによって彼女の目論見は阻止された。


本編では盗賊のまま討伐に怯えながら明日も知れずに略奪と殺戮を繰り返し、最期は紋章を持たぬマイクランでは振るう事が許されない家宝の槍の力によって狼狽しながら魔獣に成り果てて命を落とした……

しかし本編とは違い無双では曲がりなりにも王国の騎士として憎んでいた筈の弟や父親ら家族と共に戦い、己の罪と罰に向き合いながら紋章を持たない身であっても道を切り開ける未来へ希望を見出し、そして将として武人として騎士として、何よりもマイクランらしい悪童として悪態を付きながら散っていったその最期は正に騎士マイクランと呼ぶに相応しい生き様であった。


「黄燎の章」では姿を見せていないが、爵位を継いだシルヴァンの口から第3部の時点でも生存している事が確認出来る。


余談

声優の遠藤大輔氏はエーギル公の声も演じている。

原作ではマイクランは1節のみのゲスト扱い、エーギル公に至ってはチョイ役に過ぎなかったので出番がだいぶ少なかったが、無双ではマイクランが名脇役、エーギル公も帝国の重要人物となった関係で大幅に出番が増えている。


関連タグ

ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 ファイアーエムブレム無双風花雪月


マティアス=ラウル=ゴーティエ:父。

シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ:弟。


ヴェイク シャンブレー:FEの中の人繋がり


ハンネマン=フォン=エッサー:少し運命が違えば、マイクランはハイネマンの研究の同志として最大の候補に成り得た。


レッド ブライ:弟がいて、兄は敵繋がり。ただし、レッドは健在。


バッタヤミー:中の人が同じヴィラン。

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