概要
「パイルドライバー」とは、プロレス技の一種およびその派生技の総称である。
日本語名称としては、脳天杭打ちと呼ばれる。
基本的には相手の頭を下にして抱え上げ、(腕と太ももで体を挟んで固定し、)垂直に投げ下ろす技。
重機の杭打ち機(パイルドライバー)に見立ててこの名がついた。
派生技もいくつかの種類があり、それぞれに名前がついている。元祖には複数の説があるが、ルー・テーズが開発した「テーズ式パイルドライバー」を「元祖パイルドライバー」とする説が有力である(が、テーズのパイルドライバーはパワーボムの原型となったものである。ついでに言うとテーズはパイルドライバーを嫌っていたが、理由は不明)。総合格闘技では、美濃輪育久がパンクラスの試合で「ドリル・ア・ホール・パイルドライバー」のように抱え上げて、「ツームストーン」のように前に落とす形で使用したことがある。
スクリューパイルドライバー
ザンギエフの必殺技であり、コマンド投げの元祖。コマンドはレバー1回転+パンチ。「ファイナルファイト」シリーズのマイク・ハガーもこれを使う。
上記のパイルドライバーに横方向の回転を含めながら飛び、そのまま落ちる。
相手をつかめる範囲はかなり広く、『吸い込む』とも形容される。
現実にとあるプロレスラーが人形相手にこれを決めたことがあるが、生身の人間には使用された記録は無い。
おそらく生身の人間にパイルドライバーを決めると首の骨が確実に折れる。
重機「パイルドライバー」
特殊なクレーンでハンマーもしくは杭そのものを吊り下げて、
自由落下させることで杭を地面に打ち込む。
プロレスの技である「パイルドライバー」は技をかけられる方を、この落下するハンマーに見立てたものである。