ニコラス・ジョースター
にこらすじょーすたー
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するキャラクター。
概要
第7部「スティール・ボール・ラン」の登場キャラクター。ジョージ・ジョースター三世の息子であり、第7部主人公のジョニィ・ジョースターの実兄。ジョニィより5歳年上。
善良な人柄で、厳格な父親を窮屈に感じていたジョニィの数少ない理解者であった。
200メートルを指定された秒数で走れと指示を受ければ、ピッタリその時間に0・0000001秒の狂いもなくゴールすることができる『時計』の才能を持っている。騎手としての能力も至極優秀で、父親にも将来を有望視されていた。
白いネズミ
ある時、ジョニィはペットとして可愛がっていた白ネズミ「ダニー」を食事の場に連れてきてしまったために、父親にダニーを池に沈めて殺してこいと命じられてしまう。あんまりな命令にジョニィは池の前で泣きじゃくっていた。するとニコラスはジョニィに
「兄さんに考えがある ダニーを森に逃がすってのはどうだ?それなら出来るか?ダニーなら森でもきっとたくましく生きていけるよ」
と提案する。ジョニィはそのアイディアを受け入れ、森へダニーを逃してやる。
舞台は変わる。ニコラスは新たな馬「ブラックローズ」に乗り、練習を始めた。走り出して…いきなりトラックから大きな土煙があがった。土煙から抜け出したブラックローズの背に、ニコラスの姿はなかった。ニコラスは落馬してしまったのだ。
何が起こったのかわからず現場は騒然とし、ジョニィは呆然と立ち尽くした。
「ネズミが足元を走ったのが見えました!森へ消えたッ!」「ブラックローズが『白いネズミ』に驚いたんだッ!」
ニコラスの死は、ジョニィの心に深い後悔と傷を残した。