Koei西遊記
こうえいさいゆうき
ストーリー
唐帝国の金山寺に引き取られていた孤児の玄奘(玄娘)は観音菩薩の啓示を受け、天竺へ旅立つ使者に志願する。道中にある五行山で孫悟空と出会ったのを皮切りに、様々な妖怪変化との、そして天上界の神仏を巡る戦いに身を投じていく。
主なキャラクター
三蔵一行
男か女か性別の選べる主人公。木属性。
河に流されていた孤児で、唐の帝都・長安郊外にある金山寺の住職である法明長老によって救われ、使用人と言う身分だが家族のように愛育された。属性は木で同属性の魔法である回復術をメインとした僧侶系ユニットだが、召喚術で呼んだ神将の力を使用すればスーパーキャラ化できる。人の良い性格だが正義感と分け隔てない慈悲の心を持つため、妖怪でもその人望に惹き付けられる。
サルの魔物で火の属性。リーチの長い如意棒を操り、射程が広い火や攻撃アップの魔法を主に使う。
雲に乗る事で広範囲を移動できるなどバランスタイプだが、神獣・斉天大聖(キングコングのような大猿)に変化する事で広範囲のザコや障害物を一掃したり、強敵に大打撃を加える事が出来るなど、更に強くなる。まさに自軍の主力。一本気で正義感が強いが、短気なトラブルメーカーなのが玉に瑕。
オリキャラ。東海竜王の末娘だが、フィアンセとの結婚を蹴って家出した。金属性。
剣の腕に巧みで、スピードと防御面に秀でる。ドラゴンタイプの神獣・鋼翼飛竜(女の子が化けるため髭の無い小型の龍)に変化できる。変身前も後も金属性なので木の属性との戦いで有利。じゃじゃ馬だが愛嬌があって憎めない。杏仁豆腐などスイーツ好きでもある。
パーティ随一の戦闘力と旺盛な食欲を誇る豚の化け物。馬鍬と流暢な関西弁を操る土属性。
人間と仲良く暮らすことを望む優しき巨漢だが、村人に石もて追われていた時に出会った三蔵の差別しない心に感激し、弟子入りした。食いしん坊で陽気なムードメーカーだが神獣・天崩巨猪に変化すると鬼の強さを持つ。料理人としても有能であり様々な調理法をマスターしていく事で、すごい技を会得する。
もとは人間だったが妖怪の恨みを買って半分妖怪化したはぐれ道士。水属性。
ひねくれ者の印象が強いが、正義感の強さから村人のために薬の水を妖怪のアジトから入手するなど心まで邪悪化していない。救われた借りを返すべく三蔵一行に従う。幻蓮河伯と言う半魚人とも河童ともつかぬ水の魔物に変化し、ステータス異常や遠距離攻撃で支援する。術系のエース。
山田氏の絵では、ツルツル頭で眼鏡をかけた兄ちゃんだが、原案では長髪のイケメンだった。
オリキャラ。桜の精霊の長である美女。木属性。
唐の国境にある桜花原に住んでいたが、天界の神・炳霊公と落雷の際に一体化。その隙に妖怪・地湧夫人や鬼神マハラカの迫害を受けたが三蔵一行に救われ、協力してくれるようになる。
弓矢や回復呪文の支援もありがたいが、魅了系の特技で敵を同志討ちさせたり、神獣・鳳瑠華蝶(蝶と人間の合体した姿をした巨大な妖精)に変化して繰り出す攻守バランスのとれた技も頼もしい。
妖怪軍
2章「西域の魔王」のワールドボスで妖怪軍
妖怪の総帥。愛妻家にして恐妻家、子煩悩なオヤジでもある。土属性。
孫悟空の親友で一番子分だったが、悟空が不在の時に独立して頭角を現した。妖怪のユートピア建国のために人間を困らせたので一行と対立し、配下や一門が何度となく懲らしめられ、最終的には悟空と三蔵の説得で和解した。猪八戒の強化型だが動きが遅いため、ミノタウロスのような神獣・魔牛大聖に変身したり、特技・踏空術で素早くなるなどすれば戦線に切り込める実力派。
牛魔王の奥さんで紅孩児の母。火属性。
青龍刀を振り回し、芭蕉扇の術で火の風を繰り出す姐さん女房。サソリの魔物・羅刹女に変化すればますます強くなる。
見た目こそ派手だが、家族や仲間を大事にする人情味ある性格。息子・紅孩児が唆されて悪事を働き、三蔵一行に懲らしめられた時にも夫と共に彼を改心させた。彼女を参らせる戦いをすれば牛魔王と一緒に協力してくれるようになる。
牛魔王・鉄扇夫婦の息子。火属性。
鬼神マハラカにそそのかされて三蔵法師の杖を盗もうとする悪童。だがそれは、妖怪の国を作るなどと言って人間への弱い者いじめをする両親への反抗で、強くなりたいと言う純真な思いからだった。戦いに負けた後に父の大王から宝玉に閉じ込められて「頭を冷やしな」と言う温情あるお仕置を受け、改心した。
牛魔王の弟分でブレーン。人間をいじめていたが、子分の仇である沙悟浄とそれに加勢した三蔵一行に敗退。嫌味な性格。
一本角の獣人で、「~ぜよ」など土佐弁で話す荒くれ者。通行料巻き上げで軍資金稼ぎをしていた。原作では「独角兕」と言う名前で牛の妖怪だが、兕がサイを表すためサイの怪物になったと思われる。