概要
てんとう虫コミックス40巻及び、藤子・F・不二雄大全集17巻に収録。
このカメラを使って撮影すると、撮影された者のぬいぐるみがすぐに作成される。このカメラで生成されたぬいぐるみは体の大小や、体格に関わらず誰でも着ることができる。
原作
のび太は出来杉と共にしずかにクッキーを作ったから遊びに来て欲しいと言われ直ぐに行くと約束するも、ママに『家の草むしりをしなさい』と言われていたのを思い出し、どうにかして抜け出そうと考える。
そこでこの道具を使い、自分のぬいぐるみを作ってドラえもんに着させて草むしりをさせ、自分はしずかに変装して出来杉に遅く来るように伝える。
しかし、しずかが出来杉が来るまではクッキーを食べない方が良いというので、仕方なく出来杉に早く来るよう伝えに行くが、戻る途中でママ(のフリをしたドラえもん)に捕まり草むしりをさせられる。
草むしりが終わって、ドラえもんがママのフリをしていたことに怒るが、そんなことしている場合じゃないと慌ててしずかの所に行くが、そこにはしずかと出来杉と一緒にクッキーを食べ終えたのび太がいたのだ!!
……実は、途中で騙されていたことに気付いたドラえもんが、怒ってのび太のぬいぐるみを放り捨て。それを偶々拾ったスネ夫がのび太のフリをして出来杉と共にしずかのクッキーを食べに行ったのである。
そうとは知らないのび太はクッキーが食べられなかったことに泣き出してしまうのだった…
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1989年7月7日に、水田版は2014年11月21日にそれぞれ放送している。
1989年版
- のび太が想像したしずかと出木杉の想像図は顔だけでなく、全身が映っていた。そしてこの次にイメージした際には、のび太がしずかと出木杉のセリフを自分で演じている。
- しずかに変装したのび太は帰りにジャイアンから本人だと間違われ、のび太とスネ夫を見なかったか声をかけられた。しかしこの2人に配達を手伝わせようと思ってと聞かされたので、スネ夫ならともかくのび太は可哀そうと言って帰って行った。ちなみにこの時間違えて「ジャイアンさん」と呼んでいる。
- のび太はドラえもんの体型を「デブ」ではなく「太ってる」と言っている。またのび太に変装したドラえもんが来た時、ママは台所にいた。
- のび太はしずかと出木杉を待っている間、ゲームをしていた。
- ドラえもんはママのぬいぐるみを脱がず、顔だけ外した状態でのび太から逃げている。
- しずかの家から帰る出木杉達を見て、のび太は「僕は誰ー?!」とドラえもんに泣き付いていて、ドラえもんも苦笑いしながら「だ、誰でしょう?」と答えている。