テンジクダイ科
てんじくだいか
スズキ目スズキ亜目スズキ上科に分類され、テンジクダイやネンブツダイなどが属す科。
概要
テンジクダイの仲間が属す科で、コモリウオ科と姉妹群を形成する。
この2科をスズキ目から独立させコモリウオ目とする場合もある。
かつて本科に含まれていたヤセムツの仲間は現在、別科ヤセムツ科に分類されている。
小型から中型の魚で構成されるグループで、40属354種が記載されており、日本近海には26属約98種が分布する。
背鰭は2基で、臀鰭棘数は2。
雄が口内保育(マウスブルーディング)を行うことが特徴で、ヒカリイシモチのように発光器を持つ種もいる。
温暖な浅い海に多くの種が生息するが、一部の種は深海や淡水域にも生息する。
テンジクダイなどが食用魚として利用され、ダイバーに人気な種や観賞魚として飼育される種も多い。
下位分類
コミナトテンジクダイ亜科
ナンヨウマトイシモチ族
ナンヨウマトイシモチ属
タイワンマトイシモチ属
シボリ属
ヤツトゲテンジクダイ属
Ozichthys属
Vincentia属
コミナトテンジクダイ族
コミナトテンジクダイ属
Astrapogon属
Paroncheilus属
Phaeoptyx属
トマリヒイロテンジクダイ属
Archamia属
サクラテンジクダイ属
スジイシモチ族
スジイシモチ属
マンジュウイシモチ族
カクレテンジクダイ属
ツマグロイシモチ属
ナミダテンジクダイ属
プテラポゴン属
Quinca属
マンジュウイシモチ属