歴史・概要
2010年、華々しくデビューを飾ったジャニーズのアイドルグループ。その名も「Kis-My-Ft2」、略してキスマイ。だがデビューに喜ぶ暇もなく、ある問題が発生する。それは、北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太のフロントメンバー3人と、横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永のバックメンバー4人に大きな格差ができていること。例えば、
- 3人はかっこいい衣装なのに対し、4人は地味だったり酷い時はシャツ1枚だったりする
- バラエティ番組では3人が前例、4人が後列に位置取るのが当たり前。
- 4人にだけ楽曲のソロパートがない
etc…
といったもの。これに本人たちはもちろんファンやフロントメンバー3人も頭を抱えていた。そんな中、キスマイがMCを務める番組「キスマイBUSAIKU!?」に中居正広がゲスト出演した際、上記の格差について言及。「(格差が)如実だな…」と絶句する中居に、千賀も「それは俺たちも感じてます」と返す。それを見かねた中居は、
「4人でさ、歌とかやればいいじゃん」と言い出す。あまりに急な展開に声が出ない4人に、「出したくないの?」とボケる中居。困惑する宮田は「やればいいんじゃないので出来る事じゃないでしょ」とツッコミ。すると中居がこう言い放つ。
「だったらその4人の歌、俺が作ってやるよ」
ざわめく一同だが、二階堂の「え、やった!」という言葉を皮切りにそれは歓声へと変わる。その場で進行役を務めていた佐野瑞樹アナウンサーは「これこそとんとん拍子!」とツッコむ中で中居が次のスケジュールのため退場。大きなおみやげを残され、盛り上がる一同のもとに中居が戻り、「グループ名決まったわ、ブサイク。」と言い残して去っていった。
こうして2013年12月13日、avexレーベルより「棚からぼたもち」でCDデビュー。ただし名前はジャニーズの社長により「舞祭組」とされた。公約通り中居自身が作詞・作曲に携わっており、歌番組で舞祭組が歌を披露する時はメンバー手描きの歌詞がテロップとして流れる。ちなみに、最初の2曲の歌詞には藤ヶ谷、北山、玉森の名前がデカデカのっている。
その後、舞祭組は中居MCの音楽番組「UTAGE!」にレギュラー出演、他の音楽番組にも多数出演(もちろんキスマイとしても)、主演ドラマや個人のバラエティ出演増加など勢いを増す。
2023年現在は舞祭組としての活動はほとんどないものの、キスマイにはかつてのような格差はなく、4人は個人のバラエティ出演も増えるなど、このユニット、ひいては中居の恩恵を受けたと言えるだろう。
ディスコグラフィー
()内はオリコンでの週刊最高順位
シングル
- 棚からぼたもち(2位):2013年12月13日発売
- てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ 〜だれのケツ〜(2位):2014年7月27日発売
- やっちゃった!!(3位) :2015年3月8日発売
- 道しるべ(1位) :2017年1月4日発売※初めて中居が関わらなかった楽曲
アルバム
- 舞祭組の、わっ!
関連タグ
中居正広:彼らが輝くきっかけとなったすべての始まりと言える人物