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概要

【あの御方】とはワンパンマンに登場するキャラクターの総称である。

作中で本名を知る人物は限られており、彼の率いる「忍天党」の忍者達にも伏せている。

忍者もとい暗殺者の育成機関忍者の里の創設者であり、最強の忍者と唱われている存在。

15年前、S級1位のヒーローブラストとの死闘の末に消息を絶っていたが……。

戦闘能力

史上最強の忍者オブ忍者と呼ばれ、忍者の里創設後も第一線を退くことなく暗殺業界に君臨し続けた実力者であり、歴史に名を残す悪人も人知れず抹消する。

幻想のような強度の忍術を0.2秒毎に4、5発繰り出すなど、現実では考えられない戦闘を可能とする。

戦闘能力に特化したエリート忍者の集団である忍天党の忍者21名総出で挑んでも手合わせすら通用せず、S級賞金首の音速のソニック、S級ヒーローでも上位の実力者である閃光のフラッシュが2人がかりでも1秒ともたないと言われる程。

人物像

慈悲など無く、自身の身辺を調査しようとする者は例え部下であろうとも始末するなど冷徹な性格の持ち主。

また、300年以上生存している等の噂もあり、さらに皮膚の色も所々異なり心音を複数聞こえる、ターゲットが若い男性であれば、その内臓や血液を回収しており、その存在は人間ではないのではと囁かれている。

経歴

忍者の里設立、ブラストとの死闘から15年の月日を経て復活。

世界を支配するべく、里の裏切り者である閃光のフラッシュの抹殺を忍天党に命じる。

しかし終わりの44期生閃光のフラッシュと音速のソニックの2名により忍天党は壊滅。

それを察知し、音速のソニックのアジトにて彼らを迎え撃つことに────。

同じくアジトに訪れていたサイタマと遭遇。

戦闘になるも武器を没収された挙げ句ワンパンされ、地面に埋没していた。

没収された武器や巻物はソニックとフラッシュの手に渡り、彼らのパワーアップの糧となる。

おそらく相当の強者であったのであろうが、あれだけ実力や得たいの知れなさが盛るに盛られていたにもかかわらず、画面外で倒されるという実にワンパンマンらしい末路を迎えたキャラクターであった。

ネタバレ注意

※リメイク版および今後のネタバレを含みます。ご注意ください。

原作ではセリフも無しにワンパンされた人物であったが、リメイク版にてその人物像が判明。

本名は虚空(こくう)のヴォイド

かつてはブラストの相棒として、に対抗する手段を捜索していた。

しかし何があってか神の手に堕ち怪人となってしまい、神の手先を生み出す為忍の里を設立し、ブラストと対立。

当時のブラストと互角の実力に加え、神通力の付与により優勢かと思われたが結果は敗北。

深手を負い15年もの間、回復に専念することとなる。

目が覚めた際にはブラストが在中するヒーロー協会本部に向けて『次元刃』なる攻撃を仕掛ける。

ブラストには難なく防がれるも、挨拶程度で放ったその攻撃は凄まじく、目の当たりにした閃光のフラッシュは戦慄し、サイタマからは「タツマキみてーだな」と評されるなど、神の尖兵に相応しい威力と規模を誇る。

上記の戦闘力はサイタマのゼロパンにより倒された覚醒ガロウから漏れ出した神の力を吸収した結末で、ブラストが戦った15年前よりもパワーアップしたものである。

吸収後の攻撃はガロウ同様に星屑を纒い、もともと有していた次元移動の能力も空間を布のように掴み異空間に潜伏するなどの芸当が可能。

これらは神の力のひとつであり、高次元からの干渉により距離やエネルギー、サイズなどを無視した攻撃が可能で、『次元刃』はそれらを応用したものである。

どの程度無視できるかは本人の力量による。