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国士無双の編集履歴

2010-03-05 14:52:27 バージョン

国士無双

麻雀における最高役「役満」の一つ。役満の中では和了り易いものであり、四暗刻大三元とともに役満御三家と呼ばれる。


国士無双はヤオチュウ牌13種類を各1枚ずつに更にいずれかのヤオチュウ牌1枚を加える事で成立する。麻雀において役の基本となる4面子1雀頭を崩す例外的な役である。当然ながらテンパイまで鳴く事は出来ず、面前限定の役である。

ヤオチュウ牌を1種を除いて1枚ずつ使えばいい役であり、普段はゴミ手とされるヤオチュウ牌を数多く含む配牌から狙いやすい役である。九種九牌であえて流さずこの役を狙う事も珍しくない。


実戦においては意外と簡単にテンパイ出来る役であるが、普通は真っ先に処理されるヤオチュウ牌が少なく数牌をメッタ切りにするため非常に特徴的な捨て牌となり、局が長引くほど他家に看破され警戒される役である。和了りにはよっぽど早くテンパイするか、割り切ってツモ和了りに賭ける場合がほとんどであり、かなり運に左右される役であると言える。

一応テンパイ時には確実にリーチ出来るため、振り込みを恐れずリーチしてしまうのも手である。国士無双は役満であり裏ドラやツモによって点数が上がるわけではないが、そうしたことから「まさか国士でリーチはしないだろう」という他家の思考を逆手にとり振り込ませる事が出来る…かもしれない。


なお、テンパイ時までに一切ヤオチュウ牌をダブらせず13種類の牌を1枚ずつ揃えた状態でテンパイすると、どのヤオチュウ牌がでも和了る事が出来る。全役の中で最多の13種類の待ちとなるこの状態を「国士十三面待ち」と呼び、ダブル役満とするローカルルールも多い。

テンパイまでの間にダブりがあった場合の扱いは「国士十三面待ちと認める」「国士十三面待ちだがフリテンであり過去に捨てた牌ではロン出来ない」「国士十三面待ちのフリテンでツモ和了りしか認めない」「単なるフリテンの国士無双でツモ和了りしか認めない」など場所によって扱いが大きく分かれる。


手が込んでくるとその特殊な牌姿ゆえ他の役への移行が難しい役であるが、ヤオチュウ牌を数多く抱えた手牌になっているはずであり、ベタ降りするのは難しくない。別の役に移行しやすい他の役満御三家とは少し違った性質の役である。

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