概要
「サイボーグ009[(1966)」は[[石ノ森章太郎]]原作のアニメである。
『サイボーグ009』の劇場版第一作であり、記念すべき『サイボーグ009』のアニメ化である。
1966年7月21日公開
カラー作品 64分
同時上映 - 大忍術映画ワタリ(特撮)、なかよし合奏団
製作者
製作 - 大川博(クレジットなし)
企画 - 関政次郎、平沢明、飯島敬、旗野義文
原作 - 石森章太郎
脚本 - 飯島敬、芹川有吾
演出 - 芹川有吾
作画監督 - 木村圭市郎
美術 - 沼井肇
原画 - 若林哲弘、高橋信也、椛島義夫、上村栄司、森下圭介、大橋学
動画 - 桜井勇、平村文男、鹿島恒保、山田一広、岩塚美子、玉沢武、榎本有也、大崎道泰、内田君子
色彩設計 - 辻忠直
背景 - 佐々木耕成、篠田洋子、渡辺俊児
トレス - 植木知子、市村和子
彩色 - 赤荻永江、古屋純子
特殊効果 - 岡田良明、高橋佳子
ゼログラフィー - 加藤稔
仕上検査 - 小椋正豊、西元敦子
音楽 - 小杉太一郎
撮影 - 平尾三喜
編集 - 千蔵豊
録音 - 小西進
音響効果 - 大平紀義
制作進行 - 堤四四三
企画経緯
当時、東映のアニメ映画は文芸性の高い長編が制作されていたが、プロデューサーの旗野義文がテレビアニメの手法による中編映画を企てた。
すなわち、東映動画が創立以来年に1本から2本公開してきた名作ものを原作とする長編のフルアニメーション作品をA作。このA作に対して長編フルアニメとテレビアニメの中間的位置付けとして、海外輸出を意識した3コマ撮りの中編で日本国内向け作品をB作とするものである。
そしてテレビシリーズの『レインボー戦隊ロビン』のスタッフを投入して制作された、B作の第一弾が『サイボーグ009』であった。
B作の第一弾として『009』が選定されたのは、『西遊記』などを演出した東映動画の白川大作と、原作者の石ノ森との縁による。
設定変更
009は脱走犯からレーサーへ。
009は混血の栗毛を黒髪へ。
009は前髪を垂らすのをやめ、両目が見えるように(テレビシリーズでは原作寄りに修正)。
コスチュームを009のみ主役として際だたせるため赤から白へ。
003のみピンク、他のメンバーは紫。
マフラー使用は009のみ。色も赤へ。
003は青いバンダナ風のマフラーを使用。
加速装置の設定をオミット。
そのため009はじめ原作では加速装置を装備するサイボーグが、単に走行や跳躍能力が常人より優れているという描写になっている。
007のキャラクターが、主な視聴者である子供を反映して大人から子供に変更。
特に007の設定変更は、原作者の石ノ森の不満とは裏腹に子供たちからは好評を博し、当時のキャラクター人気投票で1位を獲得。変身能力は持ち合わせてはいない007が主人公である短編の「サイボーグちゃん」も描かれた。原作漫画でも、007は「永久変身」として、子供の姿が基本になったことがある。
あらすじ
世界中で兵器を売る謎の組織。彼らに捕らえられた少年が、サイボーグに改造されてしまう。改造後「009」と名付けられた彼は、自分以外にもサイボーグ化された仲間たちがいることを知る。少年は、残り8人のサイボーグ戦士たちと、謎の組織から逃げ出すために脱走を試みる。
キャラクター
声-太田博之
ハリケーンのジョーとして有名なレーサー。
レース中にブラックゴーストの下っぱにより車のタイヤにナイフが刺さりコントロールが効かなくなり事故にあってしまった。
その後はブラックゴーストの偽救急車に誘拐され改造された。
コンクリートの下敷きになっても平気であり,弾丸が当たっても何ともなく飛び乗った戦闘機の翼を紙のように破き,水の中でも長時間で泳ぎ呼吸はできる。
ゼロゼロナンバーの反乱に巻き込まれ、ギルモア博士からブラックゴーストの目的を知り戦う決意をする。
空中飛行も可能であり、作戦を指揮するリーダーである。
ブラックゴースト壊滅後、オートレーサーとして復帰した。
声-ジュディ・オング
原作とは違いブラックゴーストに引き起こした戦争により両親を失い次の戦争のために無理やりサイボーグにされた。
夢はバレリーナになることである。
シーガル共和国,リバイン国の偵察中にブラックゴーストに拉致され、洗脳手術をされ可愛い顔から醜く怒っている表情に変貌し言語能力は失っていると思われる。
ブラックゴーストのボスにより操られ009達と戦うが持っていた銃の揉み合いでブラックゴーストのボスを打ったことで洗脳が解け、元の美しい003に戻り言語能力も取り戻した。
[[ブラックゴースト))壊滅後、パリでバレリーナになり平和を続くことを願った。