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張僧繇の編集履歴

2024-05-02 00:23:33 バージョン

張僧繇

ちょうそうよう

南北朝時代の中国の画家。「画竜点睛」の故事で知られる。

概要

生没年不明(479?~540?)

 

中国南北朝時代画家。6世紀頃の南朝・梁の人。

各種の画題を描いたが、中でも仏教画を得意としたとされる。

 

画竜点睛

ある日、都の金陵(南京)にある安楽寺という寺からの依頼で、壁に4匹の白いを描いた。しかし、それらの龍には瞳が描かれていなかった。

それを見た人々は不思議に感じ、なぜ瞳を描かないのかと張にたずねたところ、張は「瞳を描いてしまえば、龍が絵から飛び出してたちまち飛び去ってしまうからだ」と言った。しかし、人々はそれを信用しなかったので、張は自分が描いた4匹の龍のうち、2匹にだけ瞳を描き入れた。

すると雷雲が立ちこめ、雷鳴が響き、雷で寺の壁が壊され、張が瞳を描いた2匹の龍は絵から抜け出てたちまち飛び去って行ってしまった。そして、張が瞳を描かなかった2匹の龍は、そのまま寺の壁に残っていた。

この話から「画竜点睛」という故事が生まれたのであった……。

 

本当に龍の絵が実体化したのかはともかく、それほどの力作ならば是非見てみたいと思った人もいるだろう。だが残念なことにこの寺は失われてしまっており、伝説の舞台を見ることは叶わない。

 

しかし、張が手掛けた作品は現在でも残っており、代表格の「五星二十八宿神形図」は今でも見ることができる。


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