概要
国家スペクトラによって生み出された閃刀姫。
閃刀姫-ロゼを基にしたクローンの1人。アザレアとは姉妹の関係になる。
慈愛の賢者-シエラに諭され生みの親スペクトラを離れ閃刀姫-レイが所属するカーマに亡命する。
カーマの住民と交流を重ねていたが、機を見計らって智の賢者-ヒンメル、武の賢者-アーカスを暗殺。彼女はアザレアから送り込まれたスパイだった。
根からの悪かと言うとそう言うわけでもなく、エルロン・パイロンは見逃したり人間らしい心は幾分残っていた。その目的は自らを生み出したカーマ・スペクトラ両陣営の機械文明の破滅だったが、破壊してなかった体内の制御装置をアザレアに利用されコントロール、主従関係が生まれても自分の分身であるアザレアを裏切る事は出来ずレイ・ロゼと対峙してしまう。
名前の由来は椿の英名。
カードテキスト
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:右上/左下】
効果モンスター2体
このカードはL召喚でしかEXデッキから特殊召喚できず、自分は「閃刀姫ーカメリア」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の魔法カードが3枚以下の場合に発動できる。
デッキから「閃刀」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを相手フィールドに特殊召喚し、対象のモンスターを墓地へ送る。
このカードのコントロールはこのターンのエンドフェイズに元々の持ち主に戻る。
解説
効果モンスター2体という非常に緩い条件でL召喚可能な閃刀姫モンスター。
非常に緩い条件から、閃刀姫が無理やり閃刀姫展開を行ったり、閃刀姫を出張採用するためのカードとしても期待ができる。
召喚条件が閃刀姫-アザレアより緩い為、適当な自己特殊召喚可能なモンスター+手札誘発モンスター等の組み合わせでも効果を発動出来、魔法だけでなくレイ自身も墓地に落とせる為、初動の動きをかなり安定させられる。
召喚権を使わずモンスターを2体並べられる『勇者』や、『幸魂』を筆頭としたスピリットモンスター出張セット投入も考えられる。
後に未来の柱-キアノスの登場により純構築でも安定して1ターン目に召喚する事が可能となった。手札次第ではキアノスが手札誘発による無効を受けながらこちらの効果を通す事が出来る。
(1)は、墓地の魔法カードの数が非常に重要となる閃刀姫デッキで重宝される効果。
4枚以上の場合は発動ができないが、その場合は既に閃刀魔法が最大限効果を発揮できる環境であるのであまり気にならない。
また、カメリアから閃刀姫-カガリにL召喚する事で実質的な閃刀魔法カードサーチとしても機能する。
これまでは閃刀姫-ハヤテの戦闘効果を介する必要があったが、先攻1ターン目からこの動きが出来るのは非常に便利。
バトルフェイズを介さないので後攻でも十分に強力な動きとなる。
(2)は、自身が墓地に送られた時に発動できる実質的な汎用除去効果となる。
墓地へ送る効果なので破壊耐性を無視できる点は強力。盤面干渉力に欠ける閃刀姫ではぜひとも活用したいところ。
しかし、カメリア自身を相手フィールド上に特殊召喚する必要があり、カメリアは1ターンに1度しか特殊召喚できないため、L召喚した次の相手ターン移行に使用する事を前提としている。
閃刀はエンドフェイズでは基本的に閃刀姫-シズクで相手ターンに渡す為、発動を狙いにくい。
しかし、1ターン跨いでしまえば墓地に行けばなんでも良い為、閃刀と相性の良い『セリオンズ』の装備効果で発動を狙いに行くことが考えられる。
相手に渡ったカメリアはそのまま利用される可能性がある為注意が必要。普通のデッキでもL召喚に利用される可能性は十分にある。
自陣に戻って来た後に自ターンで墓地に送ればもう一度同じ効果を発動しつつ、閃刀魔法の的にすることも可能。
召喚条件の緩いリンクモンスターであり、機械族であることから、幻獣機アウローラドンの素材として利用しつつ、展開先としてよく用いられるヴァレルロード・S・ドラゴンの装備素材として活用することも考えられる。