「新刊カード」とは、新刊を出すと貰え同人誌即売会で特典と引き換えられるカードを指す。
現在は主に赤ブーブー通信社が継続して行なっている「Akaboo専用投票引換券」を指す。
DOUJIN JAPAN 2020における企画
元々は東京オリンピック開催での同人文化縮小の対策、またコロナによる萎縮からの回復を目的として、同人誌即売会の主催企業が合同で企画した「DOUJIN JAPAN 2020」というプロジェクトの一部であった。
ここでの共通する「新刊カード」は、協力する印刷会社から新刊を出す際に同封されるカードで、イベント参加時に特典と引き換えることができた。COMIC CITYでは新刊カードを50枚集めると「任意のカップリングでオンリーイベントが開催される」という特典が用意されていた。
なおこの企画は2021年で終了した。
Akaboo専用投票引換券
上記の新刊カード企画終了に伴い、COMIC CITYでは同等の内容を「Akaboo専用投票引換券」として継続した。近年のCOMIC CITYでは有志により新刊カードを規定分集めて投票する募集が盛り上がりを見せており、同イベントの目玉の一つとなっている。
投票が可能なのは一部のイベントに限られており、どのイベントでも投票できるわけではない。また開催時期もランダムではなく「星に願いを」(7月)、「DOZEN ROSE FES」(12月)など主に東京の特定イベントに限られる。
投票時にイベント名を記載する欄があり、新規開催のイベントならこの名前が原則反映される。既存の内容は過去開催時の名前が使われる。
空欄にすると運営に一任することになるが、当たり外れが大きくダサい名称になる事もある(一例を挙げると「ムーンライト鶴ナーデ」「リンボー舞踏会」「喧嘩するほどI Miss You」など)
新刊カードではカップリング以外に作品毎の投票も可能で、こちらは20枚で開催決定となる。投票可能なイベントにも違いがある。
カップリングオンリー開催の方法としては他に「ひらいて赤ブー」や「全国の星」という企画もあるが、こちらはあくまで提案であるのに対し新刊カードは開催確約となる。
自主開催であれば新刊カードの提出は不要で、赤ブーブー通信社からの支援も受けられる。
とはいえ主催者の負担は大きいため、小さなジャンルでもない限り新刊カードの方が手軽ではある。