錬成陣とは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』に登場する図形である。
概要
ハガレン世界における、錬金術を発動させるための図形式。
通常、複雑な理論と多くの器具を必要とする錬金術を、より効率よく即効で発動させるために考案された、いわば「錬金術用の魔法陣」である。
錬成陣の図形や文字列は、複雑怪奇を極める錬金術理論の結晶であり、錬成陣の基礎となる外周の円は「力の循環」という錬金術における基本概念を意味する。
当然ながら、術師によって錬金術の理論も変わるため、錬成陣の図案も多種多様を極めている。
シン式錬丹術も錬成陣を以って発動させるため、両者の錬金術のルーツが同じであることを示唆する証拠ともなっている。
また、錬金術発動のためのエネルギーはアメストリス式錬金術とシン式錬丹術では違い、アメストリス式では自然界にある地殻変動のエネルギーを利用し、シンでは大地を巡る気の流れである「龍脈」を利用する。
しかし、錬丹術師であるメイ・チャンは、このアメストリス式の理論に対して違和感を持っている。彼女曰く「たくさんの何かが蠢いている」ということらしいが・・・。