概要
「すっぱい葡萄」とも。
狐が高いところにある葡萄を取ろうとするが取れず、「あの葡萄は酸っぱいに決まっている」「元々食べる気なんてなかった」と自分に言い聞かせて諦める話。
子ども向けの絵本
主役が狐一匹ではなく狐の親子のハートフルなストーリー(かつトラウマもの)にされている。
「親狐が子狐のために我が身を犠牲にして葡萄を取りに行き、遠い山を越えるのも高い葡萄を取るのも重い葡萄を持つのも一苦労で、ずっと子狐のことを心配していた。子狐はあまりもの空腹さに待ちくたびれていた。
親狐は帰る途中ですぐ近くにいた子狐を猟師から守ろうとして撃たれ、とうとう帰って来ないままだった。
やがて大人になった子狐が、親狐が目指した葡萄の木を見つけて親狐のしたことを知り、親狐に感謝する。」という意味深なストーリーにされている。