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「何もない」の編集履歴

2024-07-30 23:04:37 バージョン

「何もない」

なにもない

「何もない」とは、ゲーム「Lobotomy corporation」または「Library of Ruina」に登場するアブノーマリティ(幻想体)の一種である。

そして多くの「皮」は、ただ一つの言葉「管理人」とわめく。

(And the many shells cried out one word, "Manager".)


概要

 「何もない」(Nothing There)とは、幾多の目や口に頭上の人らしき手、臓物が透けて見える胴体に一部骨や臓器でできている足など、人体のパーツを無理矢理組み合わせたようなグロテスクな姿をしている四足歩行のアブノーマリティ(幻想体)である。

 分類はO-06-20、危険度はALEPH


管理方法

作業情報

攻撃タイプダメージE-Boxes悪い普通良い
RED6-9330-1617-2627-33

職員ランク本能洞察愛着抑圧
1最低最低普通最低
2最低最低普通最低
3低い最低普通最低
4普通最低普通最低
5普通最低普通最低

・クリフォトカウンター:1


特殊効果

  • 以下の時、作業した職員は殺害され、「何もない」は皮を奪ってその職員を模倣する

・作業結果悪いを出す

・作業中職員が死亡またはパニックになる

  • 勇気ランク3以下の職員は作業時即パニックになる
  • 正義ランク3以下の職員が作業終了時クリフォトカウンター1減少
  • 勇気ランクにより、作業結果に補正が入る

 まず、安定した管理をしたいのであれば勇気、正義が共にランク4以上である必要があり、それ以下だと必ず職員が死亡、または脱走する。また、勇気ランクによる作業成功率の補正が存在し、勇気ランクが高いほど成功しやすくなっている。

 さらに上記の通り、作業結果悪いを避けるにはPE-Boxを半分以上取る必要があり、勇気、自制を初期の限界値(100)まで育てた職員が愛着作業を行っても下振れて作業結果悪いが出ることもなくはない。


 職員を模倣した「何もない」は職員の姿で収容室内に佇んでおり、模倣前同様に作業をすることができる。

 

 そして、職員を模倣した状態で模倣の条件を満たすと、一時的に画面全体が臓物で覆われ、この間に「何もない」は次の模倣を行ない、施設のランダムな位置に職員として潜伏する


 その後一発の弾丸が与えられ、10秒以内に施設全体から模倣した職員を探し出し、その弾丸で撃ち抜く必要がある


 これに成功すれば「何もない」は収容室に戻るが、はっきり言って10秒という短い時間で施設全体から1職員を探し出すことは難しく、初見だと前述の演出も相待って心の準備ができていないままカウントダウンが始まるため不可能に近い。


 そして失敗すると「何もない」のクリフォトカウンターは0になり、元の姿に戻って脱走する。


脱走時

第一形態(通常形態)

HPREDWHITEBLACKPALE
2000耐性(0.3)抵抗(0.8)抵抗(0.8)弱点(1.2)

 脱走直後は収容時と同様な姿をしており、施設内を徘徊しつつ前方にいる敵対存在を上の手で引っ掻いて20前後のREDダメージを与えてくる。

 ダメージは比較的小さいとはいえ、かなり高頻度に攻撃してくるのでDPSが高く、あっさりとHPを削られてしまう。

 

 そして脱走開始から30秒経過するとHPが全回復して以下の形態に変化する。


第二形態(蛹形態)

HPREDWHITEBLACKPALE
2000免疫(0.0)抵抗(0.6)抵抗(0.6)普通(1.0)

 この形態では複数の目がついた蛹(または繭)のような姿をしており、攻撃することなくその場にとどまっている。


 そのため、鎮圧するならこの形態の時が一番のチャンスであり、この時に総攻撃を仕掛けるのがおすすめ。しかし、全耐性が上昇しており、特にRED属性は無効化されてしまう。

 もしこのまま鎮圧できずに30秒経過してしまうと・・・











第三形態(最終形態・完全体)

センシティブな作品

HPREDWHITEBLACKPALE
2000免疫(0.0)耐性(0.4)耐性(0.4)抵抗(0.8)

 前述の形態から変化したもので、上のイラストのような二足歩行でかつ人型になるなど人に近づいてはいるが、まだまだ人とは呼べないような怪物の姿をしている。また、常にhello等の人の言葉を喋っている。


 この姿となった「何もない」は圧倒的な耐性を保有しており、どの属性のダメージも軽減されてしまう。


 この形態では鉢合わせた職員や他のアブノーマリティに向かって移動し、以下の行動をとる。

  • 腕を棍棒のように振り回し、前方に30前後のREDダメージ
  • かがみ込んで手を前に突き出し、そこから棘を発射して前方一直線に50-60のREDダメージ。この攻撃時に「hello」と発言する。
  • 腕を斧のように変形させ、「Goodbye」と言って切り付け、前方に300のREDダメージ(通称「グッバイ斬り」)

 特に下の2つの攻撃が凶悪で、ハローの方は同じ部屋内ならどこまでも届くので後ろに控える職員にもREDの大ダメージが入ってしまうし、グッバイに関してはギミックを含めてもトップクラスのREDダメージを与えてくるためRED耐性が特に高い職員でも2発耐えれるかどうかの領域であり、耐性がそこまで高くない職員は基本的にワンパンされてしまう


そのため、基本的にHPがすぐに削られてしまうため、避難させつつ戦いたい所だが、以下の特性の存在により非常に難しい。


・ダメージを受けない状態が10秒続いた場合、その後毎秒HPが1%ずつ回復していく


 ただでさえ形態変化の際に全回復することだけでもキツいのにもかかわらず、上記の苛烈にも程がある攻撃を受けながら苦労してHPを削っていったところで避難して回復している最中にどんどん回復され、折角削ったHPが回復されることすら珍しくない。


 そのため、「何もない」は全アブノーマリティの中でも特に高い戦闘能力を有しており、最終形態に至っては単騎では最強とも評される。


 対策としてはとにかくRED耐性の高い防具を着用した職員をタンク役として「何もない」の攻撃を寄せ、それ以外の職員にはRED属性以外の遠方攻撃の武器を装備させて後ろから総攻撃を仕掛けるのが良い。それらの職員のRED耐性がある程度あるのならタンクの後ろから攻撃するのもあり。


 特にRED耐性が高いのはミミックや失楽園(白夜収容時)、次いでラブ黄昏であり、他にも星の音蒼の傷跡黄金狂がグッバイを一撃耐えうる防具として候補に挙がる。

 施設に絶望の騎士がいるならばタンク役の職員に加護を付けることでダメージをさらに半減できる。

 また、武器「規制済み」を装着していればダメージを受けた際に即座にダメージの40%程回復するため死亡しない限りは実質4割ほどダメージを軽減できる。


 それでもキツい、または鎮圧できない場合は第二形態時に倒し切れるよう武器と人数を整えて鎮圧するか、それが無理ならば被害が拡大する前に素直に逆行時計を使ってしまうか再挑戦しよう。


 他の手段としては、溶ける愛を敢えて脱走させ、「何もない」と衝突させるのもあり。

 溶ける愛はALEPHにしては戦闘能力が弱いが、RED吸収を持っており、RED属性攻撃のみの「何もない」を一方的に攻撃することができるので、そのまま倒してもらって鎮圧を行うべし。


EGOとギフト

武器

名称ランク属性ダメージ攻撃速度射程
ミミックALEPHRED10-14高速

・特殊効果:与えたダメージの25%程HPを回復

防具

名称ランクREDWHITEBLACKPALE
ミミックALEPH耐性(0.2)耐性(0.5)耐性(0.5)普通(1.0)

ギフト

名称:ミミック

部位:頬

効果:HP10増加・HP回復量5%上昇


 武器は目が複数ついた肉塊の大剣で、攻撃時に与えたダメージに応じてHPを回復する効果を持っていて、攻撃速度・攻撃力ともに高いので、DPSが高く、HPも効率よく回復できる。

 時々溜めた後剣が巨大化して相手を切りつけ、通常の数倍のREDダメージを与える。

 防具は全装備の中で最大のRED耐性を保有しており、大体のRED属性の攻撃を耐えることが可能。それ以外の属性にも耐性があり、弱点が存在しないため強力。


 この2つをセットで装備すれば、RED属性攻撃によるダメージを激減しつつ与ダメージによる回復も行えるため、RED属性に対しトップクラスに固くなる(流石にギフト付きの失楽園には劣るが)。


ストーリー

 このアブノーマリティは人になろうとしているが、間違っても人とは呼べない異形の化け物である。

 人の声を完全に模倣することができるが、その意味は理解していないという。


 「何もない」は複数の人体のパーツで構成されているが、その継ぎ接ぎの体は時間と共に摩耗していくのみなので、定期的に周囲の人を襲い、その体のパーツと交換したり、皮を被ったりする。


 今のところは明らかに人間でないとわかるが、その身体は間違いなく進化を繰り返しており、徐々に人に近づいてきている。


 その存在が我々と区別できなくなった時、終わりが訪れるだろう。


このアブノーマリティに関する一説

注意:これは公式設定などではなく、管理人の間で語られている考察の一つである。故に決してこれを公式だと言ったりしないこと。




 概要の通り、このアブノーマリティの分類はO-06-20となっているが、親記事にも記載されている通り真ん中の数字は大まかな分類を指しており、06の場合は「抽象的な存在やそれらが融合したもの」を意味している。


 上記の説明を見る限り、「何もない」は肉体を保有しており、抽象的な存在とは言えない。

 すなわち、融合という要素により06に分類されていると考えられる。


 しかし、そう判断した場合、他のあるアブノーマリティの分類に疑問が生じる。

 それは、T-01-75である。

 

 そのアブノーマリティは「何もない」と同様人体が融合してできた且つその姿に人体らしき形状は残っていないアブノーマリティなのだが、06ではなく01に分類されている。

 そう考えると06を融合に関する分類と判断するのは不適である。


 同作品において他に06に分類されているアブノーマリティはT-06-27のみであり、あちらは実体の存在しない概念とも呼べる存在となっている。

 

 このことからこのような結論に至る者が出てきた。


 『「何もない」とは実体の存在しない概念ではないか』と。


 「何もない」とは、その本質は形のない「人間になりたい」という望みであり、それを人の肉や皮で覆ったのが我々に見えている姿なのではないか。

 それゆえにその体を容易に交換、変形させることが可能なのではないか


 そう考えると分類が06であること、「何もない」の行動原理や常軌を越した変形・治癒能力を保有していることなどに納得がいく。


 あくまでプレイヤーによる一説だが、この全てが辻褄の合うような説はなかなか有力なものになっている。


余談

 このアブノーマリティの冒頭の説明文により、「管理人!管理人!」とコメントをすると「何もない」が脱走していると扱われるといったテンプレが存在する。

 また、普段は四足歩行であって犬のような仕草をしており、ステータスが十分であれば安定した管理が可能である面もあって多くの管理人からその強さを恐れられると同時に愛されており、「ポチ」と呼ばれることが多い。


 このアブノーマリティの元ネタに関しては「ニャルラトホテプ」や「遊星からの物体X」、「SCP-939」が有力だとされている。

 特に不定形であり、生物を模倣する形で四足歩行→人型へと変化する様は前者2つと、「声を模倣する」「皮を奪う」「人として潜伏する」点は3つ目と共通している。


 また、この作品の外伝であるWonderLabでは「誰でもない」という「何もない」の変異体が登場している。

 「誰でもない」の危険度は「何もない」同様ALEPHであり、鏡のような姿をしていて、職員を襲ってその肉体を乗っ取るという。

 「誰でもない」は「何もない」とは違い、特定の誰かになろうとしている。


関連イラスト

・第一形態(通常形態)

センシティブな作品センシティブな作品

Nothing There(何もない)


・第三形態(最終形態・完全体)

무제So many voices but Nothing There

センシティブな作品


関連タグ

LobotomyCorporation/Library Of Ruina:登場作品

アブノーマリティ ALEPH


クリーチャー 融合 肉塊

ニャルラトホテプ 遊星からの物体X SCP-939:元ネタとされるもの

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