その笑顔は不気味で悲しみに満ちています。
(The smiling faces are unfamiliar yet sorrowful.)
概要
笑う死体の山(Mountain of Smiling Bodies)とは死体や建造物の残骸らしきものが球体のように集まっており、全体的に黒く、所々に白骨のような人の顔が見受けられるアブノーマリティ(幻想体)である。
分類はT-01-75、危険度はALEPH。
管理方法
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
BLACK | 6-8 | 30 | 0-10 | 11-20 | 21-30 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 最低 | 最低 | 最低 | 最低 |
2 | 最低 | 最低 | 最低 | 最低 |
3 | 最低 | 最低 | 最低 | 最低 |
4 | 普通 | 最低 | 最低 | 普通 |
5 | 普通 | 最低 | 最低 | 普通 |
クリフォトカウンター:2
・特殊効果
以下の条件でクリフォトカウンターが1減少
- 作業中の職員が死亡
- 負傷した職員が作業を開始する
- 作業結果が悪い
- 死亡者が10人発生する
作業効率についてはALEPHらしくランクが高くないとほとんど作業が成功しないため、作業結果悪いを頻発する。
ただし、十分なランクさえあれば本能または抑圧作業を行っているだけで安定して作業が可能。この時作業させる職員がしっかりHP・SPともに満タンであることを確認するといいだろう。
一番問題なのが一番下の減少条件で、このゲームでは日々オフィサーが次々と死んでいくので、死亡数が20を超えることは珍しくなく、ほとんどの場合脱走してしまうため、ALEPHアブノーマリティの中でも特に脱走しやすい(同ランクの(と言って良い)死亡反応系アブノーマリティは他に一体いるが、笑う死体の山と違ってカウンターの回復条件が存在する)。
処刑弾が解放されているならば一日の最初にオフィサーに打ち込んでおくべし。
処刑弾がない場合でも第一形態ならば容易に鎮圧できるため、職員を収容室前に集め、オフィサーを魔弾などで一気に死亡させ、脱走したタイミングで総攻撃して即座に鎮圧するのもあり。
鎮圧するだけの戦力が揃っているのならば敢えて蒼星を脱走させ、オフィサー全員を吸い込ませるのが最も楽で、これにより笑う死体の山を含む死体の存在により脅威度が増すアブノーマリティの牽制が可能である。
また、回復が制限される状況での連続作業も注意が必要。
脱走時
脱走時の笑う死体の山は3つの形態を持ち、形態変化時にHPが全回復する。どの形態でも耐性は以下の通りである。
RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|
弱点(1.2) | 耐性(0.8) | 耐性(0.8) | 耐性(0.5) |
第一形態
HP:500
第一形態では収容時の姿で施設内を素早く駆け回り、接触した職員に噛みついて10前後のREDダメージを与えつつ職員の死体に向かって移動し、死体に接触すると即座にその死体を喰らう。
この形態になってから死体を3体喰らうと次の形態に移行する。
この形態ではせいぜいHEぐらいの強さしかないが、とにかく移動速度が速く、正義が最大の職員でも追いつくのは厳しい。
そのため上でも語ったが、脱走しそうになったら職員を収容室前に集め、脱走したタイミングで総攻撃を仕掛けるのがおすすめ。解放しているのならばクリフォト干渉弾(減速弾)を打ち込んで移動速度を低下させよう。
第二形態
HP:1000
この形態では死体の山が後ろに一つできており、引き続き死体を求めて第一形態時より少し遅いスピードで徘徊する。この時、接触した職員に対し叫び声をあげ、中範囲に25前後のBLACKダメージを与える。第一形態よりは攻撃性能が増し、WAW相当の強さになっている。
HPを半分ほど削ると第一形態に戻るが、この形態でも死体を喰らい、3体喰らうと次の形態に移行する。
第三形態
HP:2000
第二形態から死体の山がさらに一つ増え、3つ連結した状態になっている。この形態では死体には目もくれず、移動しつつ職員や他の敵対存在を襲い始める。
この形態での行動は以下の通りである。
- 前方か後方に自身を叩きつけ、周囲に15-20のBLACKダメージ
- タールのような黒い液体状の物質を周囲に吐き散らし、周囲に120-150のBLACKダメージ
一つ目の攻撃はまだ問題ないが、二つ目の攻撃はかなり威力が高く、BLACK耐性が低いと一撃で職員が殉職しかねない。そのため、BLACK耐性の高い職員か遠距離攻撃武器を持つ職員を鎮圧に向かわせ、常に目を見張って耐性の低い職員に攻撃が当たらないようにするべし。ただし、攻撃対象がいても尚動き続けるために油断していると遠距離攻撃部隊にも攻撃が命中するため注意。
HPを半分ほど削ると第二形態に戻る。
上記の通り、笑う死体の山は死体を喰らうことで強化され、HPも増加してしまうので脱走時に施設内に死体が残っていると不利な状況になりやすい。特に上記の第二形態・第三形態に変化してなんとかHPを削って死体の山を減らすことができたとしても、死体が残っている場合、その死体を喰らって再びパワーアップされかねない。
そのため、脱走時の一番の対策は死体を無くすことであり、前述の処刑弾や蒼星、後述の装備などで死体やその発生元となるオフィサーを減らしておけば脱走時の脅威度は大幅に下がる。
E.G.O
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
笑顔 | ALEPH | BLACK | 12-18 | 高速 | 並 |
特殊効果:
1.攻撃時に攻撃対象の移動速度が減少する
2.攻撃対象にとどめを刺した際に勇気と正義が3上昇する(5回まで)
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
笑顔 | ALEPH | 耐性(0.5) | 耐性(0.5) | 耐性(0.2) | 普通(1.0) |
特殊効果:
1.死体のあるところを通過した際、その死体を吸収して装備者のHPを回復させる
ギフト
名称:笑顔
部位:目
効果:HP・SPが5上昇
武器はこのアブノーマリティを模したハンマーのような武器で、命中時相手の移動速度を減少させる効果を持つ。また、時々溜めてから思い切り地面に叩きつけて周囲に連続で多数のBLACKダメージを与える攻撃を行う。
防具は最高のBLACK耐性を持っており、さらに死体を吸収して回復する言わば死体を除去する能力があり、このアブノーマリティを含む死体を利用する存在の対策もできる。
ストーリー
かつて施設内での他のアブノーマリティの収容違反の際に数多くの死者が発生した。その死体は山のように積まれ、その被害の凄惨さから通常すぐに取り掛かるはずの清掃は延期となった。その後その死体は徐々に腐敗・溶解していき、やがて混ざり合う。
そして、この存在は誕生した。否、誕生してしまった。
この存在はただ肉を喰らうという本能のみに従い、周囲の人々を襲い、喰らい、巨大化していく。いくら喰らえどその食欲はただ増すのみで、その暴走は決して収まりようがない。
最初の暴走は甚大な被害が出た部門の最後の職員が持っていた爆弾を飲み込んでそのまま喰われ、自爆したことで終了した。
その止まることを知らない食欲を止めなければ、この存在は周囲の全てを飲み込んでいくだろう。
Library of Ruina
続編の図書館では言語の階3体目の幻想体として登場。
開始時は上記の第二形態の姿から登場し、体力も少し削られている。
笑う死体の山は司書補達に攻撃すると体力を回復させる。こうして体力を最大まで回復すると上の形態へ変化する。逆に体力を削りきると下の形態に変化する。
そして体力が一定以下になると「溶け落ちた死体」を生成する。本体を倒しても、この溶け落ちた死体を全て破壊しない限り、そこから何度でも蘇る。
攻略としては笑う死体の山を第三形態にしないこと。溶け落ちた死体は攻撃してもダメージを受けるだけなので、本体を集中狙いして体力を減らし続けることがポイント。ただし本体が溶け落ちた死体を倒すと大幅に回復するため、そのときは狙いを変更しよう。
また本体を倒したときにすぐに溶け落ちた死体を処理出来るように、体力と光は余裕を持たせた方がいい。
幻想体ページは「吸収」「笑い声」「死体の山」。
吸収は相手を撃破すると体力の回復とパワーを得られる効果。
笑い声は被ダメージ時、体力が半分以下なら全ての敵に混乱ダメージと脆弱をつけるもの。
死体の山は選択司書を除く全ての司書が死亡する代わりに強化を得るというもの。
余談
このアブノーマリティはその丸っこい造形から管理人からは「団子」などと呼ばれており、このゲームの内部ファイルでも「DangoCreature(団子クリーチャー)」という名が付けられている。
他にも笑う死体の山だからだろうか「山田」というあだ名をつける管理人もいる。
関連イラスト
関連タグ
Lobotomy Corporation/Library of Ruina:登場作品
SCP-2419:SCPオブジェクトの一つで、このアブノーマリティと同じく集まった死体が異常性を発現した形で誕生した存在。
項目名も「The Laughing Men(笑う人たち)」となっている通り、その死体は笑っている。
しかし、このアブノーマリティは食欲という本能に基づき動いているのに対し、このSCPは残された憎悪の念に基づき周囲の職員を襲っている。