それでも構わないという気がした。自分は大きくて悪いオオカミなのだから。
(Still, it didn't matter to him. After all, he was “destined” to be a big bad wolf.)
概要
大きくて悪いオオカミ(Big and Will be Bad Wolf)とは、大きな二足歩行の狼の姿をしたアブノーマリティで、彼の身体には所々傷が付いている。
分類はF-02-58、危険度はWAW。
管理方法
作業時
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
RED | 4-8 | 22 | 0-9 | 10-17 | 18-22 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 普通 | 低い | 普通 | 最低 |
2 | 普通 | 低い | 普通 | 最低 |
3 | 普通 | 低い | 普通 | 最低 |
4 | 普通 | 低い | 普通 | 最低 |
5 | 普通 | 低い | 普通 | 最低 |
クリフォトカウンター:2
特殊効果
1.クリフォトカウンターが0になると脱走する
カウンター減少条件は以下の通り
・作業結果が悪いとカウンター1減少
・赤ずきんの傭兵への作業後の職員が作業を終えるとカウンター1減少
・赤ずきんの傭兵の攻撃によって傷を負った職員が、このアブノマの収容室前の廊下に入室するとカウンター1減少
・赤ずきんの傭兵が大きくて悪いオオカミの収容室前の廊下に入室するとカウンターが0になる
このアブノーマリティは上記の条件の通り、赤ずきんの傭兵と関係があり、赤ずきんの作業を終えた職員が狼の作業を終える、赤ずきんの攻撃を受けた職員が狼の収容室前の廊下に入る、赤ずきんが収容室前の廊下に入るとカウンターが減少してしまう。
また、上2つのカウンター減少条件を満たした場合、作業をした職員を捕食してしまい、その職員は制御不能状態になる。
この職員はそのまま放っておくと一日が終わると共に死亡してしまうが本能作業を行うことで救出でき、その職員には後述の特殊なギフトが付与される。
そのため、赤ずきんの傭兵を収容していない場合は作業結果悪いを出さなければいいが、収容している場合はより繊細な注意を払う必要がある。
間違っても付近に収容しないこと。
脱走時
HP | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|
2000(1600) | 普通(1.0) | 耐性(0.7) | 耐性(0.7) | 普通(1.0) |
脱走するとよりリアルタッチな姿へと変化し、四足歩行で施設を駆け回る。
このとき何故か体力が少し削れた状態から始まる。
まず狼はランダムな部門のメインルームに移動する。
このとき狼が向かうメインルームには月のマークが表示され、このマークは狼の残り体力によって蒼と紅に色が変わる。
攻撃は爪で引っ掻いて7~18のREDダメージ、噛み付いて10~15のREDダメージ、そして咆哮を行う。
咆哮により頭を振り上げるタイミングで近くの相手に5程度のREDダメージを与える。
また咆哮はマークの色によって効果が変わり、蒼の場合は範囲内の相手に17~20のWHITEダメージを与え、紅の場合は範囲内の相手に2~6のREDダメージを与えた上に近くの収容室のクリフォトカウンターを1減少させてしまう。
そして累計200ダメージを受ける毎に煙となってマークがついた別のメインルームに逃げる。
このときは無敵判定なので攻撃を受けないが、到着するとしばらく息切れを起こしてそのまま停止する。
上記の通り、兎に角動き回る上に周囲のクリフォトカウンターを減少させる行動もあるので放っておくと周囲のアブノーマリティの収容違反をどんどん誘発してしまうため、早急に鎮圧するべし。
そして何よりも問題なのが先述の赤ずきんの傭兵と鉢合わせた時であり、移動しながら他のアブノーマリティの収容違反を誘発しつつ周囲を巻き込んで戦うので一気に施設内が地獄絵図と化してしまうので、決してこの2体を対面させないこと。
E.G.O
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
蒼の傷跡 | WAW | RED | 12-17 | 高速 | 短 |
特殊能力:
1.この武器の攻撃を受けた相手は継続的なREDダメージを受ける
2.体力が50%以下のとき武器の攻撃力が50%増加し、攻撃パターンが追加される
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
蒼の傷跡 | WAW | 耐性(0.4) | 耐性(0.8) | 耐性(0.7) | 脆弱(2.0) |
特殊能力:なし
ギフト1
名称:蒼の傷跡
部位:顔
効果:HP4上昇・移動速度・攻撃速度2上昇
ギフト2
名称:羊の皮
部位:頭1
効果:HP9上昇、MP3低下
武器は体力減少で攻撃力が上がるもの。ただし追加される攻撃パターンは周囲の職員を巻き込むので注意。
防具はRED耐性に特化しており、WAWランクの防具の中では黄金狂と並んで最大のRED耐性を保有する。ただしPALE耐性は脆弱(2.0)になっているので注意。
ギフトは2つ存在し、蒼い傷跡は他のアブノーマリティ同様作業をすることで確率で手に入れられる。
ただし、羊の皮の入手条件は先述の通りオオカミに食べられた職員を本能作業で救出することなので、敢えて付けたい職員を食べさせる必要がある。
ストーリー
この狼はある程度のコミュニケーションが可能で、職員を食べて脱走しようとしている。
しかし行動や会話に明白な兆候を示すので対策は簡単らしい。
赤ずきんを襲ったのはどうやら彼であるらしく、彼女からは強い憎悪を向けられている。
狼も彼女を天敵として認識しており、二人が接触した日施設は大きな被害を被ったという。
狼の傷のほとんどは赤ずきんが付けたものらしい。
また、狼はあらゆる伝承で悪役として描かれており、彼は全ての伝承の狼そのものである。
そのためか、自分が「大きくて悪いオオカミ」でなければならないという観念に覆われている。
オオカミは罪から生まれる。
オオカミは名前がなく、人々はそれらを「大きくて悪いオオカミ」とだけ呼ぶ。
オオカミはすべて、巨大で獰猛で毛深いモンスターに成長する。
オオカミは飢えていても他の動物を食べてはならない。
オオカミは悪いことをしているとき、一線を越えてはならない。
オオカミは罰せられるべきである。
オオカミは戒めなければならない。
オオカミは友達を作ってはならない。
......(省略)
Library of Ruina
言語の階2体目の幻想体として「大きくて悪くなる狼」の名で登場。
最初は「狼」の姿として戦闘をする。このときは体力は30%以下にならない。狼は2幕に1回的中時司書を食べるページを使用。司書を食べた場合、混乱抵抗値を全回復し、次の幕で混乱耐性が脆弱になり、使用ページが反撃ダイスのみとなる。
この幕の間に狼を混乱させた場合、食べた司書を吐き出し、食べられた司書は吐き出されたときに最大体力の25%のダメージを受け、混乱状態になる。
混乱させられなかった場合は司書を即死させて「悪い狼」に変貌する。
また、体力が半分以下になっても悪い狼に変貌する。
「悪い狼」は変身時に混乱抵抗値を全回復すし、数幕毎に広域攻撃を使用するようになる。
また、最大体力の25%のダメージを受けると2幕の間「影」状態とな理、この間はランダムに選ばれた司書以外は全く行動出来ない。
影状態が終わると混乱耐性が脆弱となる。
攻略としては「狼」時は食べられないようにすること。「悪い狼」時はダイスに対処すること。
狼に食べられると体力を大きく持っていかれる上に混乱するので次の幕に対応出来なくなる。
幸いにも司書を食べるページはダイスの目が固定なので対処はしやすい。
悪い狼は「悪夢の中の狼」とほとんど同じ行動をするので対処は楽だろう。
「影」状態も単発ダイスしか使わないので複数のダイスでマッチして挑もう。
幻想体ページは「本能」「凶悪な爪」「狼の役割」。
「本能」はマッチ勝利時最後のダイスの威力が増加し、的中すれば体力を回復させるもの。万能な効果だがダイスが1つだけだと発動しないので注意。
「凶悪な爪」は累計で最大体力の25%を受けると次の幕ではターゲットに指定されずマッチが出来なくなるが、パワー2を得て攻撃ダイスが的中する度に次の幕に出血を付与するもの。出血などでも発動するが、体力を削って発動するものなので回復手段を用意しておくと良いだろう。
「狼の役割」は反撃ダイスの威力が増加し、それで勝利時に相手に脆弱を付与するもの。属性に関わらず威力が上昇するので脆弱を付けやすい。
関連タグ
Lobotomy Corporation/Library of Ruina:登場作品
赤ずきん:元になった物語の一つ
赤ずきんの傭兵:このアブノーマリティと深い因縁を持つ存在で、このアブノーマリティと連動している。