元祖返り
がんそがえり
概要
悪魔的衝動が常に高い危険な悪魔達の事。
作中に登場する悪魔達には『悪周期』という定期的に発生する暴力・加虐的になり、ストレスによって引き起こされる発作が起こる。ただ、悪周期は念入りにメンタルケアと身体の調整をすれば抑えることも可能であるが、元祖返りは常に悪周期な状態で、他人の苦しみや破壊に強い快感を覚える厄介な存在である。
現在の魔界は秩序があり比較的に平和ではあるが、バールが言うには「昔の悪魔はみんな凶悪であった」模様で、それを現代にまで濃く受け継いだのが「元祖返り」らしい。
幼少期のトラウマによって悪周期に影響が及ぼし、最悪の場合は元祖返りになる可能性があると言われている。
普通のことが楽しめないわけではないらしく、キリヲや六指衆も事件を起こすまで、ウォルターパークでスタッフになりきっていた際にはそれなりに楽しんでいた。
作中の該当者
- バール 本編中でこそそれを思わせる描写はないが、公式ファンブックに於けるキャラ紹介にて、彼も元祖返りしていることが判明している。
余談・考察
アミィ・キリヲは生粋の元祖返りではあるが、作中で明かされてる過去を見ると
- 「魔力量の少なさから家族・親族に煙たがられた」
- 「悪童の園で虐待にも近い厳しい教育を受けた」
- 「周りから虐められた」
- 「仲良くしてくれた子の絶望した表情に興奮を覚え、自身が他人の絶望を好んでいることを自覚した」
…という描写があり、また本人が「周りの失望した表情を胸がキュッとした」「バールに元祖返りと言われるまで異常だとは思っていた」とも語っている。
また、普通のことが楽しめないわけではない。
また、問題児クラスはオチョによると元祖返りの傾向があるらしいと判明している。まだ考察の段階ではあるが『周囲の環境があまりにも恵まれなかった場合は特になりやすいのではないか?』と思われる。
ちなみに問題児クラスの場合、サブノック・サブロは父であるサブザン、クロケル・ケロリは母と兄と妹のチマ、アンドロ・M・ジャズは兄のロック、プルソン・ソイは特に父…と家族関係にトラブルを抱えていたが、実際の所はなんやかんや家族から大切に想われており(実際に虐待といった描写は皆無でほぼ気持ちのすれ違いや性格的な問題など)、そういう点ではキリヲ及びアミィ家などとは決定的な違いがある。