プロフィール
名前 | アミィ・キリヲ |
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性別 | 男性 |
一人称 | 僕 |
呼び名 | キリヲ、キリヲ先輩(入間など) |
所属 | 悪魔学校(バビルス)3年生(休学中)、魔具研究師団前団長 |
位階 | ベト(2) |
家族 | 両親 兄 |
家系魔術 | 断絶(バリア) |
CV | 逢坂良太 |
概要
青緑色のような髪と目の色をしており、丸眼鏡をかけている。
左目のしたの泣きぼくろと同じく左側だけ不自然にちいさい角が印象的な美少年。
おっとりとした京都弁のような喋り方をするが、体が弱くよく吐血する。
生まれつき魔力が弱かったため、実家にも疎まれてきた。そのためか首には入間がつけている指輪と同じ素材でできた飾りのついたチョーカーをつけている。
魔具の力を使って、魔界の位階制度を廃し、平等な世界にすることを夢見ている。
原作第365話で、アミィ・アザミという魔関署の「牙(きば)隊」隊長の大佐が登場する。姓が同じで後述の家系能力を使用することから親族である可能性が高い。
能力
家系能力は「断絶(バリア)」。
透明な障壁を発生させ、魔力を維持出来れば13冠級の攻撃をも防ぐと自負する。
以下、ネタバレ注意
彼の正体
実は犯罪集団の六指衆も認める生粋の「元祖返り」した悪魔である。
他人の絶望する顔を見ることに焦がれ、陶酔する危険人物で、もしかしなくても。
それは幼少の時落ちこぼれであり、魔力の低さに家族が苛立ち、絶望していた事に無意識にときめき、疎まれていたキリヲに明るく接してくれた少女が絶望したことに興奮するほどの筋金の入りっぷりである。
その元祖返りらしい異常性を当時の魔具研究師団の部長で、現13冠のバールに気に入られ、魔界秩序崩壊のために協力している。
ちなみに片方がちいさいツノは、そのツノをきれいだと言ってくれた少女にプレゼントしたかららしい(すごく嫌な顔をされたそう)。
作者いわく、担当と悪役を出そうと話し合ったときに変態にすることはほぼ決まっていた。(※コミックス四巻あとがき参照)
そこに支配欲や打算損得勘定も世間への恨みすらなく彼が夢と語った平等な世界も制度と秩序が崩壊して多くの犠牲が生じて絶望で満ちることを目論んでのことである。
臆病だが誰も見捨てられない入間の対極の存在であるが、同時にお互いに妙なシンパシーと友情を抱いており、運命の天敵でもある。
また、四巻のスキ魔では気絶している入間の鼻をつまみ苦しむ顔を楽しむキリヲの姿を見ることができる。
劇中での活躍
学園ぶっ壊し計画
師団披露ではバビルスを壊すべく校内のそこら中にバリアを張り、生徒全員を中庭へと誘導、そこへ自分たち(魔具研究師団)が作った「花火」にガブ子ちゃんで魔力を溜めたあとで中庭へと投げつけて生徒をまとめて殺戮、ついでにそれの無残な死体を見た親御さんをも絶望へと叩き落す計画を進めた。計画は3年棟の最上階の隠された扉の中かつマジックミラーがついている部屋で進められていた。
初めは何も知らない放送師団の誘導もあり順調だったのだが、いつしか発射台から消えていた花火を追って入間がクララとアリスの助けも受けたどり着いた。そこで彼はキリヲの言葉に屈することなく、発射台の代わりに自分自身が魔法を応用し、上空へ発射するも爆破の衝撃を和らげるために張ったバリアに阻まれる。キリヲは勝ちを確信したが、(理事長しか壊せないほど強固なバリアを)理事長から貰った魔力で突破。彼の計画は破られた。敗因は入間に部屋の存在を知られたこと、入間を自分の部屋に入れてしまったことといったところか。
計画は破られたあと、逮捕に来た教師陣や魔関に対しては大人しくして「計画が破られた時の自分に興奮したから後悔はしていない」と言い残した。この一言に周囲はドン引きしていた。
サリバン曰く「未遂で終わったから刑期は短いと思う」とのこと。ちなみに、退学ではなく自主休学扱いになっており、一応学校に籍は置いている(ただし、師団の団長は入間になっている)。
ウォルターパーク脱獄計画
その後本人の意思でウォルターパークの地下監獄へ収容されていたが、脱獄計画を実行。内容はバールのツテで六指衆を招集し密かに送った魔力で3体の魔獣を召喚、六指衆指揮のもと地上で魔獣が荒らしている内に脱出しようと言う算段だった。キリヲ曰く「ぶっこわしリベンジ」とのこと。これを他囚人に教え脱獄計画に加担することだった。しかし、脱獄成功の直前に妨害し脱獄不可能にし、キリヲだけを脱獄するための計画だったと明かした。その時キリヲは「信じて勝手に手を貸してボロボロになって挙句目の前で希望を逃す、その絶望こそ味わいたかったんや」と話した。
一方地上ではタイミング悪く終末日で入間たち問題児クラスの旅行中に起こった出来事だったためカルエゴとオペラ、バラム教諭の3名を中心に全て討伐され、その後集結して残る魔力で避難所を消し炭にしようとするもロノウェと入間によって失敗、被害も最小限に抑えられてしまった。
脱出後の動向
脱出後はバールと行動を共にし、収穫祭時にオロバス・ココについていたオチョの録音した音声から、入間が人間であることがバール・キリヲの二人にバレた。
音楽祭の時は、師団の部屋にいたところを偶然やって来たアリスと再会。アリスは驚きつつも一旦は落ち着いて休学の理由を尋ねようとしたが、「イルマくんと会いたい」と言った時の目が悪周期に堕ち過ぎた悪魔・「元祖返り」と同じだったため、入間に危害を加えることを目論んでいると見破られて襲い掛かる。だが、すぐにクララがやって来てアリスが一瞬目を離した隙に忽然といなくなる。その後、スカウトした元13冠でデルキラの専属音楽家だったアムドゥスキアスと共にバビルスを去り、デルキラ復活を進めている模様。
大貴族会(デビキュラム)
『大貴族会(デビキュラム)』では、密かにパーティに潜入し、突如会場を襲撃した13冠のベヘモルトが上位魔神・シュラ姫を襲おうとした際、彼女を助けようとした入間の弓矢をバリアで防ぎ、同時にベヘモルトをバリアで囲い、バールにベヘモルトを倒させる幇助をした。会場がバールを讃える中、こっそり会場を出るが入間が追いかけて来ると、入間が人間だと知っていることを明かし、後からやって来たアリスに入間が人間だとバラそうとした瞬間、クララからの着信音に遮られたことで失敗する。
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