プロフィール
名前 | プルソン・ソイ |
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性別 | 男性 |
身長 | 158cm |
体重 | 52kg |
誕生日 | 13月10日 |
見た目年齢 | 15歳 |
一人称 | 僕 |
呼び名 | プルソン、プルソンくん→ソイくん(入間)、ソイソイ(リード) |
所属 | 悪魔学校(バビルス)『問題児クラス』1→2年生 |
位階 | ベト(2)→ダレス(4) |
家族 | 両親、プルトン(兄) |
家系魔術 | 認識阻害 |
CV | ??? |
概要
鈴木入間のクラスメイトで、「問題児クラス」に所属する13人目の生徒。初期から在籍していながら、正式登場は148話(一年生の最終行事)と遅め。
それもそのはず、彼の家系能力は「認識阻害」であり、プルソン家は代々「絶対目立たない」ことを是とする隠密の一族だからである。
よくよく見ると飛行レースできちんと名前とビジュアルが明かされており、以降の学校イベントでも参加している姿が確認できる。アニメだとOPやEDにもさりげなく登場しさらに分かりやすい。みんなも隠れプルソンを探してみよう。
入間くんはいわゆるお約束を敢えて提示してそれに反する形でキャラ造形が成される事が多く、プルソンは言わばとりあえず設定だけ作っておきながら、機会がなくフェードアウトしていくモブキャラをモデルにしたものと思われる。
人物
普段は無口・無表情だが、実は一度口を動かすと止まらなくなるほどのとんでもないお喋り。ノリも良くお茶目、無表情ながらボケもツッコミもこなす愉快な思考回路をしてる。認識阻害を使いクラスメイトの様々なネタ(弱み)を掴んでいるが、女子には紳士。年相応にモテたいし、可愛い彼女も欲しい。女子にモテている(?)担任を不思議に思っている。彼女持ちやモテている男子生徒や教師を恨んでいる(酒で酔うとそれが顕著になる)。
ただし、ずっと目立たないよう生きてきたので一方的に喋り倒しがちで、会話のキャッチボールは苦手(本人も自覚している)。
幼少期に母親からトランペットを贈られ、どうしても喋りたくなった時は代わりにトランペットを吹くようになる。そのためトランペットの腕前は非常に高く、彼のお喋り癖を表したような高速演奏が可能。放課後、校舎の屋上で演奏するのが日課であり、下校の合図の様になっている。また姿を誰も知らないことから生徒達からは「妖精(ピクシー)」と呼ばれている。
「音楽祭」では未だ「ベト(2)」のプルソンに出場するようクラスメイトから懇願されるが、当初は家の掟(と緊張)を理由に逃走。しかし妖精の正体を知った入間から「君の音をみんなに聴いてほしい」「みんなに褒められてるキミが見たい」と説得され、出場を受け入れた。
練習を重ねる事でクラスメイトとは徐々に馴染みはじめ、次第に音楽祭そのものを楽しむようになる。しかし、隠密を絶対とする父から「目立つならば退学し家に戻れ」と迫られ姿を消す。
しかし入間によって姿を誘き出すためにプルソンの秘密を曝露されまくり(スキップできない、コーヒーが飲めない、念子のことをニャンコと言った後ネコと言い直していた、一度割と真剣な顔つきでどうしたら女子にモテるか聞いてk…「もう話さないで」)誘き出された彼が入間と対話することで本番には無事復帰。
家族を愛し、父を尊敬し、家業を誇りに思っているからこそ、音楽への情熱と家の掟に板挟みとなるプルソン。しかし、入間との会話や母からの言葉で自らの欲と向き合い、音楽と当主の座の両方諦めない道を選んだ(この時、父は妻に「ソイが初めて意見を言った」と言っており、このことからソイは父親にかなり従順だったことがわかる)。
音楽祭以降は家の掟から解放されたことで完全に吹っ切れ、大勢の前での賞賛にも満更ではない顔で受け入れるように。クラスメイトとも逃げる事なく普通に会話し、打ち上げや月越しパーティなどにも参加している。相変わらず家系能力でクラスメイトの独り言を盗み聞きしたり(笑い声でバレることも)、陰湿教師にイタズラを仕掛けて折檻されたりも。
入間の"降魔の儀"ではクララ、リードと共に入間に抱きつく姿も見られる(曰く「なんか抱きしめなきゃだめかなぁと思って」)。
198話で魔インのユーザー名が「ソイソイ」であること、クラスメートへの返事に絵文字を付けていることが確認できる。また、基本的に全員から「プルソン」と呼ばれているが、新年を迎えた213話ではリードから「ソイソイ」と呼ばれている(ちなみに181話等では例に漏れず「プルソン」だった)。
照れるときに少し俯く。
2年生になり、後輩が出来てからは『心臓破り』の時に同じチームの後輩であるセイル・セパータとニックス・ニコマルを守る為に家系能力を覚醒させ自分よりも背丈の大きな後輩二人を隠し通した際に今までは見られなかった先輩としての彼の魅力が垣間見える。
(この時、昔兄に教えて貰ったことを思い出す過程で回想シーンの中に僅かだか兄の姿を見ることができる。)
二人は元からプルソンに憧れて入学して来ていたが、この件で更に尊敬と好意を持つようになる。その後、ルーキーハントの際に他の生徒は気付かない程のプルソンの気配にも気付けるようになっていた二人に声をかけられて同じく音楽に興味があったことから同じ師団に入ることとなる。
問題児クラスの中で入間やリードと同じく一人称が「僕」なことからこの三人を呼ぶ時には『僕同盟』『僕組』と呼ばれている。
能力
上述の通り家系能力は「認識阻害」。
自分の存在感を極限まで薄くする能力。
能力を高めれば他者へその能力を付随することも出来る。
ちなみに、作中では認識阻害の効果がある「認識阻害グラス」というメガネ型の魔具が登場しており、有名になり過ぎた問題児クラスの必需品になっている。ただし、本人と認識されてからメガネを掛けても効果はない。
家族
母親は149話、父親は234話で外見が明らかになる。ソイ自身も「男前」と言っていたように父親はかなりの美形で、ソイは母親似である。
ソイ曰く、父は喋り方も考え方も古く、頑固っていうか空気読めてないレベル。対する母親は家の掟のことを「正直うるっせえなと思っているわ」と断言しているが、夫のことが超好きなので従っている。作中で息子に惚気を聞かせる姿や問題児クラスの宴に混ざって食事をしている姿、服の胸元から携帯を取り出す姿が確認できることから、母もまたお茶目な性格であると思われる。
また父は、上記に加えて「頑固なのは、口下手なのもあって言葉に詰まっているから」「食事は一人だと寂しいから妻と一緒じゃないと食べない」「疲れている時はアゴに手を当てて居眠りする」「天然で運動音痴でスキップも出来ない」等、当主とは思えない意外もといギャップ萌えな一面を妻から上記の惚気話にて暴露されている。また音楽祭の終了後、息子との電話にて彼から怒涛な勢いで本音を吐かれたことに戸惑いを見せる等、掟を重んじる故にただ厳格かつ堅物な人物ではでなく、単に父親として不器用なだけな人物といえる。
音楽祭編にて行方知れずとなった兄の存在が明かされていたが、それについて語られることはなかった。しかし、心臓破りでソイが覚醒するシーンにて、兄・プルトンが幼いソイに自身の「認識阻害」の能力を付随したことがあったと発覚。当時赤子だったソイは母に認識されないことに恐怖を覚え大泣きし、兄から「お前にはまだ早かったみたいだ」「でもきっといずれお前の役に立つはずだ」と言われている。ソイは覚醒するときチームの1年生に「とても…暑い日に……アイスが溶けていくように空気の中に染みていくんだ」「たくさん音が聞こえるけど気にしちゃだめだ」「キミたちは世界の一部だ」と語りかけていたが、これは(口調は多少異なるが)ソイ自身が幼少期に兄から語りかけられた言葉である。
ソイにとってはその記憶が「唯一憶えている兄との記憶」であり、それからすぐ兄は消息を絶ってしまったという発言からプルトンはソイがまだ赤子だったような頃に行方知れずになったとわかる。それに対してソイは「特に悲しくもない」と言っており、兄のことは「印象のうすい兄」「いつも顔消えてたし」と思っている。
余談
登場について
- 作者曰く初めから彼の設定は決められており、作中でさりげなく書き込まれ密かに存在し続けてきた。しかし読者からは「彼はどこに行ったんですか?」と質問され、アニメ視聴者からは「オリキャラですか?」と問われた模様。ちなみに、彼の本誌登場はアニメ一期終了後だったため、二期からは描写が顕著になっている。
- その認識阻害の能力の高さ故か、225話の問題児クラス13人が華麗にポーズを決める見開き絵でまさかの不在。作者曰く「下描きには確かにいたのに、いつの間にか消えていた(外部リンク)」らしい(その後、書籍にてしっかり追加される)。