機体説明
第21次新マクロス級超長距離移民船団「マクロス・ギャラクシー」内の可変戦闘機開発工廠「ガルド・ワークス」が、YF-24 エボリューションを原機として開発した機体。姉妹機VF-25 メサイアがほぼ原型機の性能を受け継いだ堅実な設計であるのに対し、本機は基本構造や変形方式を共通としつつ、ギャラクシー船団の高度な技術力を駆使した野心的な設計になっている。
本機はインプラント技術により身体を機械化したサイバーグラント(サイボーグ兵士)専用の機体であり、生身の人間が搭乗することが考慮されていないため高G機動を可能としている。一方でVF-25に搭載されたISC(慣性蓄積コンバーター)と同等の性能を持つIVCや共通規格のEX-ギア・システムを装備している。
ギャラクシー船団側は新統合軍に対する本機の技術開示を拒んでおり、軍も本機の配備を正式には認めていない。この事情により、2059年の時点では試作機ナンバーである「YF-27」として扱われている。
劇場版では本機専用のスーパーパックが登場している。
バリエーション
YF-27 シャヘル
小説『マクロスF フロンティア・メモリーズ』収録の短編「ワイヤード・ウォーリア」、および電撃ホビーウェブ連載の小説『マクロス・ザ・ライド』に登場。技術実証用に複数製造された試作型。
VF-27β
グレイス・オコナーが搭乗していた一般タイプ。カラーリングはモスグリーン。
VF-27γ
エンジン出力や各種アビオニクス性能を設計限界まで高めたスペシャル仕様。ブレラ・スターン少佐専用機。
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