VF-27
ぶいえふにじゅうなな
第21次新マクロス級超長距離移民船団「マクロス・ギャラクシー」内の可変戦闘機開発工廠「ガルド・ワークス」が、YF-24 エボリューションを原機として開発した可変戦闘機。
マクロス・フロンティア船団の開発したVF-25 メサイアは同じ設計母体を持つ姉妹機にあたるが、VF-25がほぼ原型機の性能を受け継いだ堅実な設計であるのに対し、本機は基本構造や変形方式を共通としつつ、ギャラクシー船団の高度な技術力を駆使した野心的な設計を採用している。
本機はインプラント技術により身体を機械化したサイボーグ兵士「サイバーグラント」の搭乗を前提とした専用機であり、生身の人間が搭乗することが考慮されていないため高G機動を可能としている。一方でVF-25に搭載されたISC(慣性蓄積コンバーター)と同等の性能を持つIVCや共通規格のEX-ギア・システムを装備しており、これによってサイバーグラントの生身の器官を保護している。
操縦系統にはYF-21のBDIシステムの発展形が用いられており、完全な思考操縦が可能。更に機体に登録されたパイロットの脳波を感知する事による遠隔操縦も行う事が出来るが、思考操縦に支障をきたした場合を想定し、手動操縦機器も備えられている。
コクピットはバーチャル・コクピットと呼ばれる内装機材を擬似的に透過し全天周モニターとする独自の機構を採用。キャノピーも完全に装甲化されており、外部情報は各部に設置された光学センサーから取得する。
武装として全長約16.85mにも及ぶBGP-01β 55mmビームガンポッドを装備している事が挙げられ、ファイター形態時には特徴的なシルエットを形成する。また、スーパーフォールドブースター、スーパーパック等の増加装備の装着も想定されている。
ギャラクシー船団側は新統合軍に対する本機の技術開示を拒んでおり、軍も本機の配備を正式には認めていない。この事情により、2059年の時点では試作機ナンバーである「YF-27」として扱われている。(後述するが、「ルシファー」の愛称はとあるマクロスゲームシリーズでついたものである。)
YF-27 シャヘル
小説『マクロスF フロンティア・メモリーズ』収録の短編「ワイヤード・ウォーリア」、および電撃ホビーウェブ連載の小説『マクロス・ザ・ライド』に登場。
技術実証用に複数製造された試作型。
VF-27β
グレイス・オコナーらが搭乗していた一般タイプ。カラーリングはモスグリーン。
VF-27γ
エンジン出力や各種アビオニクス性能を設計限界まで高めたスペシャル仕様。ブレラ・スターン少佐専用機。
当初はブレラ少佐が駆るVF-27γが隠し機体として登場、「ルシファー」という愛称もこの時についた。入手条件は「EXミッションも含むマクロスFシナリオ全クリア」というもの。また、Aランク以上クリアでブレラ少佐がプレイヤー or パートナーとして編入できるが、そこに至るまでにEXフレンドリーファイアのミッションで辛酸を嘗めることになる。ただでさえ強化され過ぎた赤バジュラの群れを上手く倒した後に、とどめといわんばかりに名前通りの「悪魔」としてVF-27γがやってくる。
しかし、それら強敵群を撥ね退けて入手した機体は高いスペック、超高速化SPAによるさらなる機動性向上など、その努力に見合う以上の高性能機となっている。
また、次回作『マクロスアルティメットフロンティア』では通常型となるVF-27βも登場。こちらは連射、マルチロック型のミサイル、超射撃SPAと射撃・汎用よりの構成となっており、比較的使いやすい。
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前に投稿したマクロスFの二次創作を一部加筆、修正して再うp。設定は劇場版サヨナラノツバサから一年後です。フロンティア船団のその後をオリジナルキャラクターからの視点で書きました。やっぱりマクロス本編のメインキャラクターはいません。 追記:マクロスキャラのカップリングはよく見ますけど、バルキリーの戦闘シーンを描写している作品って少ないですよね。増えろ!17,515文字pixiv小説作品- マクロスGENESIS
マクロスGENESIS Hour of Restoration1
西暦2064年、28番目の新マクロス級超長距離移民船団「マクロス・ジェネシス」は、ヴァジュラ本星に着陸した「マクロス・フロンティア」の跡を継ぎ、銀河中心へ向けての航海を続けていた。新統合軍の電子戦担当士官であり、セミプロ・ミュージシャンでもある清水信也中尉は、船団の軌道前方に発見された未確認物体を調査する為、パイロットのヴァン・ダイク大尉らと共にRVF-25Bで出撃した。彼ら調査隊の前に姿を現したのは、50万年前に遭難したプロトカルチャー移民船で、船内からは大量のフォールド・クォーツが発見された。しかし司令部からの命令は、フォールド・クォーツを回収した上での船体爆破処分だった。上層部の非情な決定に反発する清水だったが、爆破までの限られた時間内に限り調査継続を許可される。調査の結果、清水は船内でまだ稼働中の機器を発見、音響設備と思われるその機器に電力を供給し、機能回復を試みる。するとそこから、「愛・おぼえていますか」の原曲と思われる曲が真空の船内に響き渡り、同時に大出力のフォールド波が観測される。その直後、清水達調査隊は、バジュラと所属不明のゴースト(無人機)による攻撃を受ける。調査を打ち切り迎撃に向かう清水達。太古の漂流船を舞台に新たな戦端が開かれる。 登場人物 ・清水信也……デューク小隊2番機EWO(電子戦士官)。セミプロミュージシャン。 ・ヴァン・ダイク・パーカー……デューク小隊2番機パイロット。 ・ディヴィッド・コリンズ……デューク小隊・隊長。1番機パイロット。 ・パトリシア・ガブリエル……デューク小隊1番機EWO。アマチュア歌手。 ・ジェニファー・ダウンズ……デューク小隊3番機パイロット。 ・ロバート・ホーン……デューク小隊3番機EWO。 ・ミカ・カローリ……デューク小隊4番機パイロット。メルトラン。 ・ヤキ・リーヴァ……デューク小隊4番機EWO。メルトラン。 ・リディア・ロックウッド……VF-27のサイボーグ・パイロット。ヴァイオリニスト。 ※本作はマクロス・シリーズを題材としたオリジナル・ストーリーです。 ※マクロスの設定・世界観を参考にしていますが、必ずしも公式設定に準拠している訳ではありません。 ※マクロス・シリーズ各作品を見てないと内容が理解できないかも知れないのは仕様です。 ※本作は飽くまで個人的趣味による二次創作です。他意はありません。29,959文字pixiv小説作品