概要
主人公である九十九遊馬、ライバルである天城カイト、神代凌牙両名を含む三名のことを指す。
初出はおそらく69話のサブタイトルから。
三人が一堂に会するまでなんと68話も要した。(51話などは除く)
遊馬とカイト
当初はナンバーズハンターとして遊馬のナンバーズ、ひいては遊馬の命を狙っていた。
遊馬はナンバーズハンターとしての境遇に同情的であったが、あくまで敵同士であるためカイトはかたくななまでに遊馬の好意を拒み続けていた。
しかしカイトの弟・ハルトの存在やタッグデュエルを介して心を通い合わせるようになり、
カイトVSトロン戦が始まる直前に遊馬をライバルとして認めていることを告げた。
対して、遊馬は圧倒的な強さを持つカイトに憧憬の念を抱き、ライバルとして認められたときには飛びあがって喜んだ。
また、次回予告終了後の漫才パートにおいて「男兄弟が欲しかった」という旨を呟いており、
そういった感情も併せてカイトを慕っているのかもしれない。
敵対していたゆえあってか、カイトが遊馬に対して敵意を向けている時期が長く、
いつになったらデレるのかと多数の視聴者をやきもきさせていた。
今でも家族以外に持っているはずの好意を示さないため遊馬への感情は不明瞭だが、デュエリストとして、仲間として認めているのは確かであろう。
余談だが、二人の歳の差はなんと五歳差である。
遊馬と凌牙
おそらくこの三人の中で最も仲の良い二人である。
鉄男のデッキを奪ったこと、『皇の鍵』を破壊したことに端を発して、遊馬のデッキを賭けてデュエルを行い、遊馬が勝利を収めるものの、凌牙は孤立して不良集団と行動を共にするようになる。そんな凌牙を助けようと、不良集団の親玉である陸王、海王兄弟にタッグデュエルを挑み、見事勝利する。
それ以来、凌牙は遊馬を特別な存在として認めるようになり、自分を孤独から救ってくれた恩を強く意識する。そして遊馬も強いデュエリストとして凌牙を尊敬し、思慕と友誼を抱くようになる。
凌牙VSカイト戦では文字通り命をかけてデュエルをする、崩壊するハートの塔に取り残された遊馬を助けようと病床から抜けだして単身乗り込むなど、遊馬のこととなると我が身を省みないことが多々ある。
といっても遊馬も凌牙のことを気にかけており、危険をおかして不良の溜まり場に突っ込んだり、デュエルで凌牙を守ろうと自分を犠牲にするのでどっちもどっちである。
遊馬の存在いかんで闇落ちと浄化を繰り返す凌牙の姿が、一部ではかっとビング欠乏症と揶揄されている。また、敵対の姿勢を崩さなかったカイトに対してすぐにデレたため、「シャークさんはチョロい」「TFの攻略が簡単そう」などと言われる始末であった。
カイトと凌牙
この三人の中では顔を会わせるのが最も遅く、また最も仲が良くないであろう二人である。
22話では『皇の鍵』と凌牙が持っていると思わせたナンバーズを賭けてデュエルしたが、このデュエルの勝敗がこの二人の関係を決定づけたと言っても過言ではない。
また、他の魂はさっさと壊してナンバーズを回収していたカイトが自分で魂の所在を管理していた珍しい例である。管轄外じゃなかったのか……。
それからは68話まで会話すらなかったが、単身乗り込んできた凌牙が瓦礫に潰されていたカイトを救出し合流した。このシーンは見れば分かる通り、小鳥がいなければ確実に喧嘩別れしていただろうことが容易に想像できる。
とはいうもののいざタッグデュエルが始まった途端に息のあった連携を見せ、無事勝利に貢献した。
遊戯王ZEXALⅡでは遊馬の元へ同時に駆けつけて息のあった掛け声を聞かせてくれる辺り、そこまで仲が悪くないのかもしれない。
凌牙本人の弁から察するに、カイトの高圧的な部分は少々疎ましく思えるらしい。
一方、カイトは傷つきながらも奮闘する凌牙を気遣う素振りを見せている。
また、OPや作中等で、三人がエースモンスターのカードを高々と掲げるというどこかでみたような決めポーズが見受けられる。