概要
中華料理の炸醬麵(ジャージアンミエン)から派生して日本に於けるジャージャー麺となった。元来は中国東北部の満洲で食されていたが20世紀に日本経由で各地に広まった。
ただ、日本の中華料理店やコンビニエンスストアなどで販売されている「ジャージャー麺」では本場とは異なり、砂糖などを用いた甘みと塩分の両方が利く味付けがなされ、唐辛子や豆板醤などで辛めの味付けがされている香港式が多い。
岩手県における「盛岡じゃじゃ麺」は中華麺でなく、じゃじゃ麺用の平たいきしめんかうどんのように感じられる独特の麺を使う。
大韓民国では炸醤麺から派生した「チャジャンミョン」があり、韓国式中華料理の代表メニューとして国民的に人気がある。テンメンジャン(甜麺醤)ではなく、チュンジャン(春醤)と呼ばれる黒味噌にカラメルを加えたものを使用しており、炸醤の色は日本のものと比べてかなり強い黒色を呈する。辛いチャジャンミョンはあまり見かけず、殆どは甘い味付けである。