青森県南部地方を中心に乗合・観光バス事業を展開する交通事業者。現在は国際興業グループに加盟している。また、平成24年3月31日までは鉄道事業を行っており、イベント用とはいえ、日本では珍しい存在となったバス窓のクルマがいるなど、非常に話題が濃厚な会社であった。
鉄道事業
前述の通り、話題こそ濃厚ではあったものの、業績は芳しくなく、沿線自治体からの支援がなければ危ういほどであった。平成23~24年ころに沿線自治体からの支援を断られ、多数のファンに見送られ、その生涯を終えた。89年間続いた沿線住民の足も、今では遺構が晒され、朽ちるのを待つのみとなっている。
停留場・停車場一覧
凡例:◇∧=列車同士の離合が可能な駅 |=傍線駅
駅名 | 場内配線 | 備考 |
十和田市 | | | 引上線・駅ビル・バスプールを有する有人駅 |
ひがし野団地 | | | 旧称渋沢農場前。近くに同名の団地がある。無人駅 |
工業高校前 | | | 近くに青森県立十和田工業高校がある。無人駅 |
北里大学前 | | | 北里大学十和田キャンパスが400m程の距離にある。無人駅 |
高清水 | | | 読みは「たかしず」である。無人駅 |
三農高前 | | | 三本木農業高校を近くに有する。無人駅 |
古里 | | | 「こり」ではなく「ふるさと」。無人駅 |
七百 | ◇ | 車庫を付近に有し、駅舎と絶対信号機を十鉄で唯一もつ駅。晩年は無人駅となる |
柳沢 | | | 現在は駅付近にバス路線が通っている。無人駅 |
大曲 | | | どう間違っても秋田にはない。というかそんな地名が付近にない。無人駅 |
三沢 | ∧ | 1面2線。片側は実質留置線であった。駅舎は外見こそ2階建てだが、2階は閉鎖されている。1階にはそば屋があり、現在も営業している。有人駅 |
代替バス路線
現在は十鉄バスにより、電車線をなぞるようにして路線が開設されている…ものの、渋滞に巻き込まれる等で定時運行が難しい等、デメリットが早くも露呈しはじめている。
チラシの裏
電車線廃止近くになって鉄道むすめに参加しているため、現状唯一と思われる鉄道事業を行っていない参加事業者となっている