概要
春天後、軽い故障で戦線を離脱していたドゥレッツァは秋シーズンの目標をジャパンカップに定めた一方、始動戦については猛暑による夏負けを少しでも避けるため陣営が欧州遠征を決定。その矛先が向けられたのは英国・インターナショナルSとなった。本レースへの日本馬出走は19年シュヴァルグラン以来となる。
- 2桁頭数は16年以来8年ぶり。13頭建ては本レース史上最多頭数。うちG1馬は3頭。
出馬表
番 | 枠 | 馬/生産地 | 性齢 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | アルフレイラ(GB) | 牡5 | J.クローリー(GB) | O.バロウズ(GB) |
2 | 12 | ドックランズ(GB) | 牡4 | H.ターナー(GB) | H.ユースタス(GB) |
3 | 6 | ドゥレッツァ(JPN) | 牡4 | C.ルメール(JPN・栗東) | 尾関知人(JPN・美浦) |
4 | 3 | ハンスアンデルセン(GB) | 牡4 | W.ローダン(IRE) | A.オブライエン(IRE) |
5 | 1 | イスラー(GB) | 牡5 | W.ビュイック(GB) | J.ゴスデン(GB) |
6 | 8 | マルジューム(IRE) | 牡5 | T.マーカンド(GB) | W.ハガス(GB) |
7 | 10 | ロイヤルライム(IRE) | 牡4 | C.リー | K.バーク(GB) |
8 | 9 | ザラケム(FR) | 牡4 | M.ギュイヨン(FR) | J.レニエ(FR) |
9 | 4 | ブルーストッキング(GB) | 牝4 | R.ライアン(GB) | R.ベケット(GB) |
10 | 2 | アンビエンテフレンドリー(IRE) | 牡3 | R.ハヴリン(GB) | J.ファンショー(GB) |
11 | 7 | カランダガン(IRE) | セ3 | S.パスキエ(FR) | F.グラファール(FR) |
12 | 5 | シティオブトロイ(USA) | 牡3 | R.ムーア(IRE) | A.オブライエン(IRE) |
13 | 13 | ゴーストライター(IRE) | 牡3 | R.キングスコート(GB) | C.コックス(GB) |
前評価
※JRA
人気 | 馬 | オッズ |
---|---|---|
1 | シティオブトロイ | 2.2 |
2 | ブルーストッキング | 5.5 |
3 | カランダガン | 8.4 |
4 | アンビエンテフレンドリー | 8.6 |
5 | ドゥレッツァ | 8.7 |
レース結果
着順 | 馬 | オッズ |
---|---|---|
1 | シティオブトロイ | 2:04:32(レコード) |
2 | カランダガン | 1 |
3 | ゴーストライター | 3½ |
4 | ブルーストッキング | 3¾ |
5 | ドゥレッツァ | 2¼ |
ペースメーカー役として逃げると思われたハンスアンデルセンは行き脚つかず、ポンと出たシティオブトロイが前に出て、ロイヤルライムとの併走で逃げる形に。最終直線で手が動いたシティオブトロイが後続を突き放してカランダガンらの追撃を抑え込み、コースレコードでフィニッシュ。3着はゴーストライターが入り複勝圏内は3歳馬が独占した。
- R.ムーア騎手は19年ジャパン以来5年ぶり3勝目、A.オブライエン調教師は同じく5年ぶり7勝目。
- 米国産馬の優勝は18年ロアリングライオン以来6年ぶり。
- 勝ち時計2:04:32は09年同レースのシーザスターズの記録(2:05:29)を1秒近くも更新するコースレコード。