概要
幽遊白書に登場するキャラクター。
99人の高名な霊能者の奥義を破って自己の技にし、それと同時にその霊能力者を殺していた妖怪。後述の糸をはく能力や体の模様から、土蜘蛛がモチーフと思われる。100人目として選んだ幻海師範の弟子選考会に修行僧「少林」として参加する。桑原和真との戦いで本性を表し「火掌発破拳」で戦うが、和真の首位打者剣で弾き返されたため、「縮身の術」で和真を縮小し勝利。その後浦飯幽助との戦いで「斬空烈風陣」で戦うが思わぬ反撃で痛手を喰らい、分が悪いと判断し乱童としての正体を明かす。妖気の糸で幽助を縛り上げ、徹底的に痛めつけた後に魔界魚の餌にしようとするが、和真の喝で息を吹き返した幽助のパンチ(アニメでは霊丸同士の勝負)を受けてダメージを受ける。全ての力を使いきった幽助を見て勝利を確信し、縮身の術で小さくしてから嬲ろうとするが、幽助の耳に池の藻が詰まっていた為に呪文が聞こえず縮身の術をはね返され、縮んだ体に幽助の全体重をかけたエルボーを喰らい敗れる。幻海いわく「敗因は技におぼれ、慢心したこと」。戦闘後は縮小状態のまま自分の吐いた糸で簀巻きにされ、ぼたんに連行されることになり(アニメ版では簀巻きにされず)、金庫の中に入れられる。
少林の姿のときには格闘能力が低く、そのため前述の霊能者達から奪い取った技「火掌発破拳」「斬空烈風陣」を多用していた。だが、本性を現した際には口から硬質な妖気の糸を吐き出したり、魔界魚を召喚したりと、人間の技よりもむしろ高等妖怪らしい技を使用していた。格闘センスと技術の模倣能力に優れており、結局は幽助の霊丸に押し負けたものの、ただ一度見ただけの霊丸を見よう見まねで模倣してみせた。その技術力を見て、幻海も、もし霊光波動拳の奥義が乱童の手に渡れば、いずれは自分以上の使い手になるだろうと語っていた。 原作では乱童になってからも口調や一人称(僕)は少林のときと同じ。アニメ版では乱童になった後は口調が荒っぽくなり、一人称も「僕」から「俺」に変わったが、残虐な面は共通している。
少林としての姿↓