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魔王の処刑人の編集履歴

2024-09-02 01:59:57 バージョン

魔王の処刑人

まおうのしょけいにん

真島文吉によるWeb小説。

概要

『魔王の処刑人』とは真島文吉氏によるweb小説である。

『小説家になろう』上において2015年05月19日より連載された『棺の魔王』の、第2部に相当する前日談である。作品としては『棺の魔王』として投稿されており、2016年08月14日より投稿された第152話以降が『魔王の処刑人』と題され、書籍版もこの題で発売されている。旧題は『ヘッズマン・グレイブ』。

Web版は2019年08月06日を最後に更新が停止している。


2018年6月08日、主婦の友社・ヒーロー文庫レーベルより書籍化。挿絵担当はとよた瑣織氏。2024年9月現在既刊2巻。


あらすじ

苛烈な宮中闘争を生き延びた処刑人サビトガは、「魔の島」と呼ばれる島の探索を命じられた。

曰く、その島には「不死の水」と呼ばれる秘宝があるという。その探索がシブキ王子の助命の条件であった。

だが、その島は尋常の島ではなかった。


登場人物

  • サビトガ(フクロウ)
    • パーグ・ジナ王国出身で処刑人の地位にある長髪の男。下顎骨を模した面頰、鳥の羽で覆われたマントが処刑人としての装束。
    • 悪徳がはびこるパーグ・ジナから王の資質を持つシブキを逃すため、暗愚の王ミテンに下り、シブキ王子助命の条件として「魔の島」へ訪れた。柄の内部に直剣が隠された処刑用の槍が武器。
    • 前作『棺の魔王』にも彼と思しき「フクロウの騎士」と呼ばれる者が伝聞で登場している。
  • シュトローマン
    • 北方にあるルイン連邦出身。一見農夫のなりをした快活な男だが、奇妙な人間大のカカシを持ち歩いている。
    • ルイン連邦は国民から収奪し、最低限の食料を与えて酷使する非人道的な管理社会であり、「シュトローマン(カカシ)」とは彼に与えられた役割の名前であった。
    • 劣悪な環境で壊血病らしき病に罹患し、村ぐるみで殺処分されそうになり脱走。襲ってきた村人、放たれた追っ手を返り討ちにしながら魔の島へと足を向けた。
    • ワラの中に拘束用の細工を施した人間大のカカシと、家畜屠殺用の血抜き剣を使う。
  • レッジ・スワロー
    • ハクス民主国出身。線の細い美青年。当初は値の張りそうな鎧を身に着けていた。
    • 伝染病にあえぐ母国の罹患者を救いたい、というどこか浮ついた気持ちで島を訪れたが、発狂し人間狩りを行っているクルノフ一党に襲われパーティは全滅。サビトガらに同行する。
  • 少女
    • 魔の島の原住民の少女。島を訪れる異邦人を監視し、選別し、優れた者のみを島の内部へと案内する役目を持つと語る、「産道の民」の部族民。
    • 島を訪う異邦人を冷徹に監視しているが、言葉の端々、口調には子供っぽさが残る。
    • 世代を重ね獲得した抗体は強力で、獣の内臓を生で食べられるが、冒険者アドラ・サイモンが持ち込んだ伝染病で部族はほぼ死滅し、絶滅の危機にある。
  • クルノフ
  • 冒険者崩れの野盗。「魔の島」を出ることも進むことも叶わず、正気を失い訪れるものを狩り続けていた。
  • ミテン王
    • サビトガの述懐の中に登場。パーグ・ジナ王国元首の座を簒奪した暗君。不得に満ちた悪政を布き、敵対者や意にそぐわない者への激しい弾圧を行っている。内心に抱えていたサビトガへの恐怖心、先天的な障害により母が己を見放している焦燥感などから幼少時より、宮中の掌握に奔走していた。
  • ハングリン・オールド
    • サビトガ達よりも先行して島に入った探索者。知性に優れ、島の仕掛けを見抜き、産道の民の助力を得ず歩を進めている。
  • 片目の女
    • 書籍版に登場する正体不明の女。夢の中でサビトガに警告のような言葉を伝える。書籍版冒頭の一編では、赤い魔力粒子に汚染された同地での彼女らしき人物の決死行が描写されている。

書籍情報

  • 『魔王の処刑人』 1巻

ASIN ‏ : ‎ B07DWWVNMB

出版社 ‏ : ‎ 主婦の友社 (2018/7/2)

発売日 ‏ : ‎ 2018/7/2


  • 『魔王の処刑人』 2巻

ASIN ‏ : ‎ B07VHK6N6C

出版社 ‏ : ‎ 主婦の友社 (2019/8/6)

発売日 ‏ : ‎ 2019/8/6


外部リンク

>https://herobunko.com/books/hero62/10468/

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