ヤクモ(モンスト)
やくも
八雲立つ出雲八重垣⋯か、私がちゃーんとみんなを守ってあげなきゃね♪
概要
2022年12月28日。年内最後のモンストニュースにて発表された木属性のキャラクター。
2023年1月1日開催の「新春!特別おまけ付き 超・獣神祭」で実装。
CV:花澤香菜
名前の由来は、モンスト初期に登場した超絶・クシナダのSS名『八雲』より。もっと起源を辿れば、日本神話においてスサノオが詠んだ「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」から来ていると思われる。
2022年1月1日に実装されたネオが一年間を通して使われた超優秀なキャラだったため、ヤクモも実装前から期待値はかなり高かったが、まさにそれに応えるようなぶっ壊れた性能であった。(性能については後述)
性能
獣神化1
荒ぶる魂よ、我が刃と共に踊り狂え!
- 獣神化「ヤクモ:大荒神武装」
種族 | 聖騎士 |
---|---|
戦型 | スピード型 |
撃種 | 反射&ゲージ |
アビリティ | アンチ重力バリア / 超マインスイーパーEL / アンチブロック / 全属性キラー |
ゲージ | アンチ魔法陣 / 壁SSターン短縮 / ウォールブーストM |
SS | 〈神刀解放「都牟刈ノ八薙」〉壁にふれる毎にパワーがアップ&味方を動かし敵へ撃ちこむ(12+12ターン) |
友情コンボ | ハイプラズマ(木)/ 攻友アップ |
ラックスキル | クリティカル |
アンチアビリティにアンチ重力バリア・アンチブロック、ゲージでアンチ魔法陣。そして木属性では初の超マインスイーパーELを素アビで持ち、4つのアビリティに対応する。これらのギミックはすべて、天魔の孤城試練の間「10の間」の主要4ギミックで、全てに対応している。天魔10の完全対応キャラは、天魔開催当時は恒常キャラのオニキスと降臨キャラのムラクシャ、その後追加されたのが闇属性ガチャ限定のバビロンのみと簡単に手に入るキャラではないため、超獣神祭という他の強キャラのと共に狙えるガチャでこの性能が実装されたのはかなり助かるだろう。
天魔10の仕様に合致した全属性キラーを素アビに持ち、ゲージにふれた壁面数に応じて短縮ターンが増える壁SSターン短縮と、新アビリティのウォールブーストMを得た。ウォールブーストは、ふれた壁面数に応じて攻撃力が上がり、4面ふれると最大倍率になる新アビリティで、ヤクモの場合は等級がMとなので、壁4面にふれると元の攻撃力の2倍になる。
これにより、ウォールブーストMの壁4面ふれと全属性キラーでどんな敵にも3倍殴り。
超マインスイーパーELと合わせれば最大9倍殴りができる化け物となる。
SSはかつて同じ超獣神祭に居たエクスカリバーと同じ壁ドン大号令なのだが、このSSはスピード型であるヤクモとの相性がものすごくよい。なぜなら獣神化ゆえに超戦型解放ができ、超スピード型にすることができるからである。
これがどういうことなのかというと、超スピード型は仕様上、壁にふれるとスピードアップするのだが、スピードアップする瞬間キャラは壁で一瞬硬直する。その硬直している一瞬の間、壁ドンの攻撃力アップが多重に起こり、信じられない速さで攻撃力が上がる。
おまけに壁にふれるためウォールブーストMとの相性がよく、壁ドン倍率に加えてウォールブーストMで1.25~2倍底上げできる。
そうして
- 超マインスイーパーEL(×3)
- 全属性キラー(×1.5)
- ウォールブーストM(×2)
- SSによる自強化(×1.5)
- 壁ドンの上昇上限(×10)
の条件をすべて満たしたヤクモのSSの一撃は、ネオのSS最大倍率と同じ135倍になる。
参照
https://twitter.com/k2oa2c/status/1608502509945122817
https://twitter.com/k2oa2c/status/1476162145239076869
そしてこれはあくまでSSを放ったヤクモ自身の話であり、大号令によって動かした味方も1.5倍の自強化を乗せてしまう。このトンデモ仕様のSSを、1段階目は12ターンで放てるし、もっと言えば壁SSターン短縮で2段階目も最速4手目で放てるようになる。
友情コンボは元ネタの一つであるクシナダのプラズマを超強化した新友情、ハイプラズマをメインに据える。
従来のプラズマは友情を放つ発信源であるキャラと動いているキャラとの間のみの線分状にプラズマを放つのだが、ハイプラズマはその線分の延長線上にもプラズマを放ち、直線状になる。直線状に放つためふつうは当たらないような敵にも当たるし、ベクトルウォールや加速・減速床を使ったリープショットを使えば、昔のクエストなら軽く捻れる。
威力に関しても化け物で、元ネタの通常プラズマが7,000、その上位互換である超強プラズマが14,000、超戦型解放した砲撃型の超強プラズマで21,000である。それに対しハイプラズマはというと、スピード型のヤクモで42,000である(すべて端数切り下げ)。砲撃型でもないにもかかわらず、超砲撃の超強プラズマの2倍の威力を直線状に放つのだ。
さらにサブ友情は攻友アップであり、爆破友情キャラと組み合わせれば上記のヤバヤバ仕様の友情をさらに底上げするサポート友情。
まさに異次元の強さである
獣神化2
悲しみの雨に打たれた心たち⋯ もう泣かないで⋯ 私がこの空を晴らしてあげる⋯
- 獣神化「ヤクモ:巫女姫霊装」
種族 | 神 |
---|---|
戦型 | 砲撃型 |
撃種 | 貫通&ゲージ |
アビリティ | アンチ転送壁 / 弱点キラーM / 友情ブースト / 状態異常レジスト |
ゲージ | 超アンチ重力バリア / アンチブロック |
SS | 〈清浄捧祈「鎮魂の櫛」〉巨大バリアを展開&停止後に味方を集める(8+8ターン) |
友情コンボ | ルミナスレイ(木)/ 全敵超強落雷 |
ラックスキル | ガイド |
一番の特徴はルミナスレイだろう。この友情は昨年8月から毎月開催される高難易度コンテンツ『天魔の孤城』において、最終クエスト『10の間』をクリアすると稀に出現するEXクエストをクリアすると入手することができるキャラ・アーキレットのみが持っている稀少価値の高い友情。挙動としては、轟絶・マーチや表禁忌29の登場するギミック・レーザージェネレーターと似ている(該当ギミックについてはこちら)。
ルミナスレイは上記のギミックと違い、
- 同じ壁に何個でも設置可能。
- レーザー友情ではないためレーザーバリアで防がれない。
といった利点もあるが、一友情として見れば、
- 最大設置個数は1体につき4つまで。
- 壁にふれる回数が3回以下だと設置個数が減り、ダメージが下がる。
といった弱点・欠点も持つ。
しかし、それらを完全に帳消しする利点として、ルミナスレイの発射タイミングがショットしたキャラが完全停止した後、完全同時に発射されるという点と、HIT数がレーザーとは違い、ルミナスレイ1本につき1HITのみという点がある(モンストにおけるレーザー友情は一回の発動につき3本出ており、その影響でワンパンには一部の例外を除いて向かない)。これによって威力230,000が友情が当たる一瞬に集束。本人の火力上昇アビリティも相まってさらにダメージを上げるができ、クエストによってはワンパンも可能となっている。
そして、その他の友情・アビ・SSに関しては、上述したルミナスレイの性能を200%発揮できるよう、精工に組み合わせられている。
- まずアンチアビリティについては素アビにアンチ転送壁。ゲージに超アンチ重力バリアとアンチブロックを持つ。上記のアビリティはすべてクエスト開始時・各ステージ突入時にはすでに展開されているギミックであり、ルミナスレイで全ステージ1~2手で突破するというこのキャラのコンセプトに合った相性の良いアンチアビと言える(ちなみに魔法陣に対応していない点に関しては、開発者曰く「完璧なキャラは作りたくない」からとのこと)。
- サブ友情には全敵超強落雷を持っており、ルミナスレイで打ち漏らしがちな雑魚敵などにもダメージを出しつつ、ルミナスレイで大ダメージを出したいボスに対してはそこまでダメージを出さず、ボスが撤退しないよう緻密な調整がなされている。
- 火力アビリティに友情ブーストを持っており、ルミナスレイや落雷の威力が1.5倍化。加えて弱点キラーMを持っており、敵の弱点に対してはさらに2倍。これにより弱点に対する友情コンボの威力が3倍に跳ね上がり、より友情ワンパンの可能性を高めてくれる。加えて状態異常レジストも持ち合わせており、特にアビリティロックや友情ロックといった友情コンボが出せなくなる・友情コンボの威力が下がる状態異常が登場するクエストで重宝するアビとなっている。
- SSは自身に巨大バリアを付与しつつ、停止後に味方を集合してくれるものに。これにより万が一ダメウォや地雷が設置されても、一時的にならダメージを抑えられるし、集合SSによって次にショットするキャラが友情コンボをほぼ必ず発動できるようにサポートしてくれる攻防一体のSSとなっている。
相性の良いキャラとしては、同制作者が作成した通常ガチャキャラ・坂上田村麻呂がおり、によって爆破友情や弱点強化SSによってルミナスレイの性能を300%引き出してくれる。
バックストーリー
性格 | 明るく天真爛漫で人懐こい性格だが、スサノオとクシナダの力を濃く受け継いでいるため内に直情的で攻撃的な一面も秘めている |
---|---|
誕生日 | 8/10 |
性別 | 女 |
好きなもの | 雨の日、水浴び |
苦手なもの | 蒸し暑い場所 |
- 獣神化前
とある混迷を極めた時代。極東の島国・倭ノ国は、宣教師クラウスを首魁とする異教集団パライソが生み出したタタリ神「十二聖者」の侵攻によって荒れ果てていた。十二聖者は棄て去られた古き神「ヒルコ」の魂の欠片たる遺骸を埋め込まれた偽神であり、その強大な霊力をもって過去に自分たちを迫害し、虐げてきた幕府への復讐のために動き出す。そして十二聖者の霊力によって屍人化した人間の軍勢を率いて幕府の大名たちが治める国々を脅かしていた。事態を憂慮した幕府の将軍は、十二聖者討伐のための“神殺し衆”を組織する。その“神殺し衆”で対十二聖者用の戦士として育てられた少女・ヤクモは、十二聖者の討伐と、その核であるヒルコの遺骸回収という任務を受けて旅へと出た。
- 獣神化1
神殺し衆の戦士として、各地の十二聖者たちと戦うヤクモ。普段の明るく天真爛漫とした様子とは異なる凛とした表情を浮かべる。実は彼女の正体は、神話に出てくる古の神であるスサノオとクシナダの血を引く神々の末裔であった。ヤクモは嵐の神であるスサノオと彼が退治した水を支配する竜神・ヤマタノオロチの強大な力を宿した大薙刀を解放する。その力によって、周囲の雨水を操作し武器化できる雨雲を呼び寄せ、降りしきる雨を強靭な槍へと変化させる。無情に降り注ぐ数多の槍によって十二聖者たちを殲滅し、ヒルコの遺骸を集めていくヤクモなのだった。
- 獣神化2
十二聖者たちを半数ほど討伐した頃、旅を続けるヤクモの体に異変が生じ始める。それは、ヤクモの集めたヒルコの遺骸が彼女の中に流れる神の血を活性化させてしまったために、ヤクモの中に眠る神の力が覚醒へと近づいている証であった。ヤクモに起きた異常を危険視した幕府は、彼女を抹殺対象に定め、彼女が所属する神殺し衆に狙わせる。十二聖者と神殺し衆双方と争う内に、自分が何のために戦っているのか次第にわからなくなり、苦悩するヤクモ。時を同じくして、異教集団パライソの首魁である宣教師クラウスは、ヒルコの御神体から取り出した霊核たる心臓を喰らい、ヒルコが生まれたとされるオノゴロ島で自身に神を降ろす儀式を始めていたーー。目的も居場所も失い彷徨い続けるヤクモは、ただ衝動に突き動かされるように十二聖者や屍人と戦い、神殺し衆の追手から逃れていた。その道中、荒廃した村々を渡り歩いていたヤクモは、十二聖者に両親を攫われ、屍人に襲われていた子供と出会い、救出する。その後、最後の十二聖者を討伐したヤクモは、無事に両親と出会うことができた子供たちを目にして、なぜか自然と涙が溢れ出してしまう。それが集めたヒルコの涙と心であることを感じ取ったヤクモは、親の愛に飢えたヒルコと親を知らずに組織で育った自分の心が共鳴したことを悟る。ヒルコの魂を生まれた場所へと還すべく、決意を新たに、遺骸に残された残留思念の導きでヒルコの生まれたオノゴロ島を目指す。やがてたどり着いたオノゴロ島では、神を降ろす儀式を終えたクラウスが屍人の寄り集まった繭から神として生まれ変わりヤクモを待ち受けていた。クラウスの強烈な攻撃を受けボロボロになりながらも、ヒルコのため、そして自分自身の新たな目的のため、決して諦めずに戦い続けるヤクモ。戦いは熾烈を極めたが、ヒルコがヤクモの中に宿るスサノオとクシナダに親の面影を見たことで怨念が浄化され、弱体化したクラウスはついに敗北する。その後、自らにクシナダの神霊を憑依させて祈祷を捧げ、浄化の輝きをもってヒルコの無垢なる魂を鎮め、その魂を天へと還したヤクモは、世界のどこかでまだ生きているかも知れない自分の両親を探す旅へと出るのであった。
余談
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KANA-BOON 『フカ』Lyric Video
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