伊賀の影丸とは
黒装束に鎖帷子を着込んでいるという、現代における忍者のイメージを確立させた作品である。
公儀隠密と呼ばれる江戸幕府お抱えの忍者の一人である影丸が仲間達と一緒に数多の敵と戦うという物語で、横山お得意の独創的で説得力のある忍術・忍法合戦から大ヒットを飛ばした。
親しみやすい絵柄とは裏腹にストーリーはハードでシリアス。
レギュラーキャラクターと呼べるのは主人公・影丸とその上司服部半蔵くらいのもので、その他のキャラクターは使い捨てと言っていいほどである。
とかく敵味方ともに死傷者が多いのだが、その文毎回登場するゲストキャラクターには横山光輝独特のアイディアが盛り込まれ、さながら仮面ライダーに登場するショッカー改造人間のような異能忍者が生み出された。