CV:坂田純子(旧作・少年時代) / 置鮎龍太郎(復活篇) / 小松未可子(2199) / 古屋亜南(3199)
概要
アニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに登場するキャラクターで、レギュラーキャラかつ主人公古代進の親友であるヤマトの航海班長島大介の弟。
徳川機関長の愛孫・アイ子同様、いわゆる『地球に残してきた大切な人々』を代表するキャラクターの一人。
大介との年齢差は旧作航海時には決まっていなかったものの、『復活篇』に際して年齢が設定されたことから、大介の11歳年下であることが判明した。
劇中での活躍
オリジナルシリーズ
初代TVシリーズでは、地球との最後の交信を交わす大介の通信相手として父・母と共に登場。太陽系外へと旅立つ兄を見送った。
『2』では白色彗星帝国の接近でパニックになる人々の中で転んでしまった女の子を助けるという、兄に似た勇敢な一面を見せた...ただし、その女の子とのその後について、2024年現在も公式からの言及はない(モッタイネー)
その後『完結編』では、久々に大介とサッカーを楽しむ。その際に、「地球が平和になったらまたサッカーをしような」と大介と約束するも、その約束が果たされることはなかった。
『復活篇』では成長した姿で登場...したのだがなぜだか容姿が大介そっくりになっている(※)。宇宙移民局局長として、移動性ブラックホールに飲み込まれることが確実視されている地球から人類を脱出させる大事業の指揮を真田と共に執る。最後の移民船団出航の際には、真田にも脱出を要請するも彼の残留の意思を覆すことはできなかった。
※少年時代の次郎は、どちらかというと茶髪のサラサラヘアーだったのだが、復活篇では大介同様に黒髪の天パになっている。
実写版
島の年齢引き上げとともに、設定が弟から息子に変更されている。
先天的な障害で話すことができず、父とのコミュニケーションでは端末(ノベライズ版では手話)を使っている。なお、ノベライズ版では遊星爆弾迎撃作戦に巻き込まれた軌道コロニーの事故で、臨月だった母親が瓦礫に挟まれたことで脳に障害を負ったことが説明され、映画本編でもそれとなく説明がなされた。
映画本編では「パパがいないとさみしい」と島に対して甘えていた。
ノベライズ版では次郎の周辺事情が詳しく描かれており、預けられた児童施設のスタッフが高圧的かつ悪意のある人物で、ヤマト乗組員の親族である次郎をいじめているということや、それにも関わらず父に対して甘えたいのをグッと堪えて「パパがんばれ、ヤマトがんばれ」と伝えるにとどめるなど、気丈な子供として描かれている。また、ノベライズ版のクライマックスでは、施設の他の子どもたちに「必ずパパは帰ってくる」と元気づけ続け、ずっと空を見守っていたことが語られ、ヤマトからの脱出艇を誰よりも先に発見、迎えた。
リメイク版
2190年3月28日生まれ。(大介の12歳年下)
『2199』では出発する大介に、母から託されたお守りを渡しに行った。その後、赤道祭の際の通信では外出中の母に代わって大介と通信を交わした。
『3199』では17歳に成長した姿で登場。大介に強い憧れを抱いていることと、それに比べて自分が平々凡々であることを卑下していると設定文で明記されているものの、兄同様にごく自然と繊細さと他人への優しさを持ち合わせているときちんとフォローされている。早いこと次郎自身がそのことに気づいてくれればいいのだが。劇中ではデザリアムの地球侵攻に際して真っ先に避難準備に取り掛かり、知り合いの加藤一家の安否を確認しに行っている。