ブリス(パワーパフガールズ)
ぶりす
以下、ネタバレを含むため注意。
概要
CV:オリヴィア・オリソン (北米)、Toya Delazy (アフリカ)、ウェンジー・アヤシュ (オセアニア)、アリーシャ・ディクソン (イギリス)、潘めぐみ (日本)等
本名はブリスティーナ・フランシスカ・フランシア・マリアム・アリシア・ユートニウム/Blisstina Francesca Francia Mariam Alicia Utonium。
長女にして初代パワーパフガールズ。
ブリスは「幸運」を意味する。
シアン色の髪に博士からのプレゼントのカチューシャをしている。イメージカラーは紫。16歳というティーンエイジャーであり、二頭身前後の妹達とは明らかにプロポーションが異なる (手足や胴体が長く、腰も広い)。誕生したばかりはガールズと同じ背丈。なお、モジョ・ジョジョとは幼なじみであり親友でもあった。
過去
現在のガールズが生まれる10±α年前、後のバニー以外の妹達と同じく、ユートニウム博士の気まぐれ、とある日本の女性科学者 (ニュートロニウム博士) への対抗心、致命的な不注意癖と習得性の無さが原因で生まれた (バニーはガールズの欲求で生まれた)。ただし、混入したのは「ケミカルW」。
自他共に認める完璧な幼女として生み出された筈だが、「ケミカルW」の不安定性のせいで、喜怒哀楽のどんな強い感情でもエネルギーが暴発して電気爆発を起こしてしまうようになった。科学物質の不安定さによる情緒不安定と度重なる電気爆発による情緒不安定という負のスパイラルが起きてしまい、まだ幼かったブリスは博士の安全も考慮して、自らの意思で「鳥の糞島」という無人島に住むこととなった。
そこで、なぜか電気爆発にも平気なミニチュアサイズの象「ミー」と出会い、親友となる。だが、10±α年の無人島での隠匿生活により、家族への思いを募らせ、タウンズビルに帰る決意をした。そして、バブルスと出会い、妹達の存在を知った (バブルスは姉だとは気付かなかった)。
活躍
映画館で妹達の窮地を救い、自分が姉である事を打ち明けたが、久しぶりの再会である筈のユートニウム博士にいきなり気絶させられ、監禁された。
出会って間もないが、ブロッサム・バブルス・バターカップに対する愛情は非常に深く、ガールズもブリスを慕っている。ガールズと一緒に悪者退治をしたり、学校にも通わせようとしたが、自分の力を恐れる博士に反対されてしまう。しかしガールズと一緒に悪者退治をしたときは、窮地に陥った妹達を救うすごい活躍をしていた。ある夜再びガールズと一緒に悪者退治をするが、怒りの感情でやりすぎる攻撃をして、止めようとしたガールズまで巻き込んでしまう。偶然見た博士に叱られるが、親友の象「ミー」が、喋りその正体はカレであり、カレに唆されてカレの体に憑依された。ガールズ・博士・モジョは彼女を助けようとするが、カレにやられてしまう(特にモジョは不遇な扱いをされる)。ガールズの活躍で分離することができた。そして姉妹の絆でカレを撃退した。事件後宇宙の平和を守るため父親と妹達に自分のカチューシャ着けて別れを告げる(モジョは涙ながら陰で見送った)。
以降いくつかの話で本人が再登場する。
余談
- ブリスのイメージカラーは紫。これは、バニーへの供養なのかもしれない。肌の色も、どこかバニーの髪色を思い起こさせるだろうか。
- CVは15人いて、英語圏においても各圏で異なる。
- 北米担当のオリヴィア・オリソンは、同系列では『アドベンチャータイム』でのマーセリン、他系列では『フィニアスとファーブ』のヴァネッサ・ドゥーフェンシュマーツ (「博士の娘」繋がり)等を演じている。
- アフリカ担当の Toya Delazy は有名な歌手で、以前にも『パワーパフガールズ』のアフリカ用の曲を担当している。
- オセアニア担当のウェンジーは中国系オーストラリア人。登録者数1152万人を超える超売れっ娘のユーチューバーであり、女優・声優・歌手・ブロガーも兼任している。
- イギリス担当のアリーシャ・ディクソンは、歌手兼イギリスのゴットタレントの審判員。
- ユートニウム博士は22回も同じ事故を起こしており、しかも床に散らかった数々の「ケミカル○」を (おそらく)二十年前後も放置したままであるため、「ケミカルB」を摂取した虫等、他にもスーパーパワーを身につけた存在がいる。
- ネタバレになるが、ブリスは親友と初恋の相手を似たような理由で失う事となる。
- デビュー前に、ブリスらしきシルエットが新聞に載っていた (参照)。
- 鳥の糞島と似たような部分を持つ幻の島 (例えば中ノ鳥島の伝説は) 日本などにもある。