概要
ヨハライは、『幻日のヨハネ』に登場するヨハネとライラプスのカップリングタグである。
コミックにおいても2人はよく一緒に行動していたが、アニメ版では2人の関係性がさらに濃密に描写された。
アニメ版
アニメではコミックと違い、ヨハネとライラプスは言葉によって意思疎通している。ただしライラプスの言葉はヨハネ以外にはただの鳴き声に聞こえるらしい。
2人の関係性は兄弟または相棒のように描かれている。実際、ライラプスに「私は友達じゃないんだ?」と問われたヨハネは「(ライラプスは)兄弟」と答えている。一方のライラプスからするとヨハネは妹のような存在であるようだ。2人は幼い頃から一緒に暮らしているため、実は「ラブライブ!」シリーズではお約束の幼馴染でもある。
幼い言動の目立つヨハネに対し、ライラプスがお小言のような声をかけるやり取りがよく見られる。そのことからも、どことなくライラプス=姉、ヨハネ=妹のような構図に見える。しかしヨハネはライラプスが虫嫌いであることを知っているので、「虫がいる!」と言ってやり返すこともたまにある。
また、上記の「私は友達じゃないんだ?」という発言のように、ライラプスからヨハネに対する感情が垣間見えることもある。物語が進むにつれヨハネの友達が増えていくと、ライラプスが意味深な言動を見せるようになるが……。
さらになぜヨハネだけがライラプスの言葉を理解できるのか、またなぜヨハネが出現させた魔法の杖がライラプスを模しているのかなど、2人の関係には謎も多い。
関連タグ
以下、アニメ版終盤のネタバレ注意!
アニメ版の終盤において、2人の関係の真相が明かされた。
ヨハネは幼い頃にライラプスと出会い、互いに独りだった2人は友達になった。そしてヨハネが冗談半分でライラプスにかけた魔法が本当に発動し、言葉による意思疎通ができるようになったのである。
この魔法以降、ヨハネとライラプスは鏡写しのような存在になり、両者ともある意味で未熟なままになっていた。姉のように振る舞っていたライラプスも、実のところヨハネに対して甘えている部分があった。2年前にヨハネがトカイに行くと宣言した際、離れてほしくないという気持ちのあまり強い言葉で引き留めたのが一例である。なおこれにはヨハネの母親が「ヨハネが一人前になるまでは一緒にいてあげて」と言ったことも影響している。
終盤ではライラプスが自身の未熟さを認め、互いに心を通わせたことで魔法が消失。2人は一人前となったが、それに伴ってライラプスの言葉をヨハネが理解することはできなくなってしまった。しかしそれでも2人の意思は通じ合っており、兄弟であり相棒のような関係は変わらないままであった。
なお、ヨハネとライラプスにはそれぞれ魔法陣のようなアイコンが存在するが、これも2人が鏡写しであることを示すかのようによく似た形になっている。さらに、これらを重ね合わせるとライラプスの顔が浮かび上がるようになっている。